エイチーム<3662>は、6月14日、東京都内で2019年7月期の第3四半期(8~4月)の決算説明会を開催した。説明会では、同社の林社長が決算概要やセグメント別の事業状況、足元の第4四半期の進捗などの説明を行った後、質疑応答が行われた。今回はその中から同社のエンターテインメント事業(以下、エンタメ事業)の状況を取り上げたい。
同社は、第3四半期の決算発表を行うと同時に通期予想の下方修正を発表したが、その最大の要因はエンタメ事業の苦戦だろう。既存タイトルが落ち込んでいることに加え、新作についても期待に届いていない状況にあり、第3四半期までの計画未達への影響については「新規、既存半々くらい」(中内エンターテインメント事業本部長:写真)とのこと。また、既報のとおり、第3四半期に『三国BASSA!!』の開発に関連する減損を特別損失として計上しているが、これで本作に関連する減損はすべて落とした形になるという。
また、新作については、「いくつかを開発中」(同)とし、その中の1つは同社として過去最大規模のもので「他社との協業になる」(同)としていた。ただ、この協業タイトルをはじめ、新作は2021年7月期以降にリリースされる予定で、2020年7月期は「(新作の)リリースはゼロ」(同)になるという。
会社情報
- 会社名
- 株式会社エイチーム
- 設立
- 2000年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 林 高生
- 決算期
- 7月
- 直近業績
- 売上高239億1700万円、営業利益5億6200万円、経常利益6億900万円、最終利益9億5300万円(2024年7月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3662