サイバーステップ、19年5月期は売上高61%増ながら営業益70%減 「トレバ」の景品の配送、保管コスト削減進み利益は予想比上ブレ 

サイバーステップ<3810>は、7月16日、2019年5月期の連結決算を発表、売上高115億5300万円(前々期比61.0%増)、営業利益1億8100万円(同70.9%減)、経常利益8400万円(同85.0%減)、最終損益3億300万円の赤字(前々期4億4800万円の黒字)となった。

前々期比で大幅減益、最終赤字での着地となったものの、4月15日に発表した修正予想対比では、売上高は増減率5.0%増、営業利益は同18倍、経常利益は黒字転換、最終損益は赤字幅縮小となっている、なお、予想を上ぶれたのは、「オンラインクレーンゲーム・トレバ」のサービスにおいて、景品の配送、保管に係るコストの削減が想定より進んだため。
 


主力サービスであるクレーンゲームアプリ「トレバ」においては、筐体の増台を引き続き進め、効果的なプロモーション媒体の活用など収益力の向上や運営基盤の強化に努めることで事業拡大を図り、売上高は海外・国内共に増加した。一方、利益面については、クレーンゲームアプリ「トレバ」における事業拡大に伴うコストの増加に加え、新規サービスのプロモーション費用が発生した。なお、最終利益は一部タイトルについて当初予定していた収益を見込めなくなったことによる減損損失を特別損失に計上したことも影響した。

なお、2020年5月期通期の連結業績予想は、売上高130億円(前期比12.5%増)、営業利益5億円(同175.6%増)、経常利益4億円(同372.2%増)、最終純利益3億円の見込み。
 

 
サイバーステップ株式会社
https://corp.cyberstep.com/

会社情報

会社名
サイバーステップ株式会社
設立
2000年4月
代表者
代表取締役社長 佐藤 類
決算期
5月
直近業績
売上高74億1600万円、営業損益13億5300万円の赤字、経常損益14億8800万円の赤字、最終利益20億9700万円の赤字(2022年5月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
3810
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