【詳報】モバイルファクトリー、2QはQonQで売上高18%増、営業益28%増に…四半期ベースで過去最高を更新 『駅メモ!』5周年の施策などで

モバイルファクトリー<3912>は、7月19日、2019年12月期の第2四半期累計(1~6月)の連結決算を発表、売上高16億6300万円(前年同期比46.0%増)、営業利益5億4300万円(同46.0%増)、経常利益5億4300万円(同46.2%増)、最終利益3億4200万円(同33.3%増)となった。
 

ソーシャルアプリサービスの位置情報連動型ゲームについては、『ステーションメモリーズ!』(以下『駅メモ!』)において、他社IPとのコラボイベントや兵庫県の城崎温泉とのキャンペーンを実施した。そのほか、6月には5周年を迎えたことを記念し、期間限定で「ステーションメモリーズ!5th Birthday Cafe」をオープンしたほか、東京のJR山手線全29駅への交通広告の掲出も行った。そのほかの位置情報連動型ゲームの『駅奪取』は、コラボイベントの実施など、ゲームを継続して遊んでもらえるような施策を展開した。

コンテンツサービスは、自社で運営している各着信メロディサービスの課金会員数が緩やかに減少し、リソースを縮小した。

ブロックチェーンサービスは、ブロックチェーンゲームとアプリ(DApps)に特化した日本初の検索サイト「FinDApps(ファインダップス)」の正式版を2019年5月にリリースした。そのほか、特許出願済みである、DAppsを特定のブラウザに依存することなく、一般的なブラウザで利用可能にするモバイル署名管理サービス「Quragé Link(クラゲ リンク)」をリリースした。

■売上高、営業利益、経常利益が四半期ベースで過去最高に
業績を四半期推移(QonQ)で見てみると、売上高は前四半期比18.4%増の9億100万円、営業利益は同28.2%増の3億500万円、経常利益は同27.7%増の3億400万円、最終利益は同6.7%増の1億7600万円となり、売上高、営業利益、経常利益は四半期ベースで過去最高を更新した。前述の通り、『駅メモ!』が6月にコロプラ版の5周年を迎えたことから、その記念施策を実施していることが売り上げを伸ばす要因となったようだ。
 

なお、新たに開示した2019年12月期の連結業績予想については、売上高31億3700万円(前期比5.3%増)、営業利益9億円(同6.0%増)、経常利益8億9900万円(同6.0%増)、最終利益5億8800万円(同0.6%増)の見込み。
 
株式会社モバイルファクトリー
http://www.mobilefactory.jp/

会社情報

会社名
株式会社モバイルファクトリー
設立
2001年10月
代表者
代表取締役 宮嶌 裕二
決算期
12月
直近業績
売上高33億7000万円、営業利益9億4500万円、経常利益9億4000万円、最終利益ゼロ(2023年12月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3912
企業データを見る