【詳報】アカツキ、1QはQonQでは売上高29%減、営業益53%減に 『ドッカンバトル』が大型イベントのない“凪”の四半期に

アカツキ<3932>は、7月31日、2020年3月期の第1四半期(4~6月)の連結決算を発表、売上高67億6300万円(前年同期比42.8%増)、営業利益24億6300万円(同70.9%増)、経常利益24億2300万円(同71.5%増)、最終利益15億9700万円(同63.0%増)となった。
 

主力タイトルであるバンダイナムコエンターテインメントとの協業タイトル『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』は、グローバルで長期・大規模運営のノウハウが更に蓄積しており、国内外で底堅く推移した。また、2018年12月にリリースしたスクウェア・エニックスとの協業タイトル『ロマンシング サガ リ・ユニバース』については、2019年5月に1500万ダウンロードを突破し、ストアセールスランキングで1位を獲得するなど、モバイルゲーム事業の新たな収益の柱として好調に推移した。

一方、ライブエクスペリエンス事業は、リアルエンターテインメント領域への取り組みを積極的に行っており、2019年3月にオープンした横浜駅直通の複合型体験エンターテインメントビル「アソビル」がオープン後約3ヶ月間で来館者数が100万人を突破するなど、好調に推移した。

■QonQでは大幅な減収減益に 大型イベントのない『ドッカンバトル』の寄与縮小
業績を四半期推移(QonQ)で見てみると、第1四半期は売上高が前四半期29.1%減、営業利益は同53.8%減、経常利益は同54.0%減、最終利益は同23.3%減と減収減益での着地となった。これは、『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』が国内・海外ともに大型イベントがない四半期だったためとのこと。次の第2四半期は海外版4周年イベントが予定されており、その収益が大きく貢献してくることが期待される。
 

なお、2020年3月通期の業績予想は非開示。モバイルゲーム事業・ライブエクスペリエンス事業の短期的な事業環境が激しく変化する不確定要素が多いことに加え、新規領域で様々なチャレンジを実施して行く方針であり、業績の見通しについては適正かつ合理的な数値の算出が困難なため、としている。
株式会社アカツキ
http://aktsk.jp/

会社情報

会社名
株式会社アカツキ
設立
2010年6月
代表者
代表取締役CEO 香田 哲朗
決算期
3月
直近業績
売上高239億7200万円、営業利益26億7600万円、経常利益28億3400万円、最終利益12億8800万円(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3932
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