ユナイテッド、1Qは売上高61%減、営業益86%減に…前年同期のメルカリ上場に伴う売出しによる収益計上の反動で ゲーム事業は新作不振で赤字転落

ユナイテッド<2497>は、7月31日、2020年3月期の第1四半期(4~6月)の連結決算を発表、売上高60億8300万円(前年同期比61.2%減)、営業利益16億9400万円(同86.3%減)、経常利益16億9400万円(同86.5%減)、最終利益7億6400万円(同90.8%減)となった。
 

前年同期に出資先のメルカリ<4385>の東証マザーズ上場に伴う売出しで、売上高で128億9200万円、営業利益で126億4100万円がインベストメント事業の業績として計上された反動から大幅な減収減益での着地となっている。

主なセグメントごとの状況は以下の通り。

①アドテクノロジー事業…売上高15億9300万円(前年同期比8.9%増)、セグメント利益9400万円(前年同期4900万円の赤字)
アプリ広告領域において前連結会計年度より提供を開始した「ADeals」が順調に拡大を続けており、ウェブ広告領域においても収益性改善施策に取り組んだ。

②ゲーム事業…売上高5億7900万円(同48.1%増)、セグメント損益4億3700万円の赤字(前年同期6900万円の黒字)
『クラッシュフィーバー』『CocoPPa Play』『東京コンセプション』に続く新作の今期中のリリースに向けた開発を進めた。前期の第3四半期よりトライフォートを連結子会社化した影響で増収となったものの、前期にリリースした新作の不振により、赤字に転落した。

③コンテンツ事業…売上高13億100万円(同42.7%増)、セグメント損益1億8800万円の赤字(前年同期3300万円の赤字)
キラメックスとフォッグ好調だったほか、前期の第3四半期より新サービスを開始したSmarpriseが貢献した。ただし、新規事業への先行投資が継続した。

④インベストメント事業…売上高26億3700万円(同79.6%減)、セグメント利益24億9100万円(同80.5%減)
投資先の営業投資有価証券を売却した。ただ、前年同期のメルカリ上場に伴う売出しによる収益計上の反動が大きく出た。

なお、2020年3月期通期の連結業績予想は非開示。今後の見通しを現時点で合理的に予測することが困難であるためとしている。
ユナイテッド株式会社
https://united.jp/

会社情報

会社名
ユナイテッド株式会社
設立
1998年2月
代表者
代表取締役社長兼執行役員 早川 与規/代表取締役兼執行役員 金子 陽三
決算期
3月
上場区分
東証グロース
証券コード
2497
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