ギークス、1Qは売上高12.1億円、営業益2.7億円を計上…通期計画対比で売上高34%、営業益42%に ゲーム事業で他社IPの受託タイトルをリリース

ギークス<7060>は、8月9日、2020年3月期の第1四半期(4~6月)の連結決算を発表、売上高12億1400万円、営業利益2億7400万円、経常利益2億7600万円、最終利益1億7800万円となった。今回が初の四半期決算となるため、前年同期比較はないが、通期計画対比での進捗率では、売上高は34.2%、営業利益は42.2%、経常利益は同42.8%、最終利益は同44.2%に達するなど順調な推移となった。
 

セグメント別の状況は以下の通り。

①IT人材事業…売上高3億1200万円、セグメント利益1億5800万円
企業とITフリーランス両者のマッチング機会を最大化すべく、積極的な広告展開による新規受注の獲得や、既存のITフリーランスとの繋がりをより強固にするイベントなどの取り組みによって、成約件数を伸長させた。

②IT人材育成事業…売上高4800万円、セグメント損益1100万円の赤字
エンジニア留学の認知拡大を目指すとともに、他企業からの学校受託運営などにも注力した。

③ゲーム事業…売上高8億600万円、セグメント利益2億1400万円
バンダイナムコオンラインから受託開発した『アイドリッシュセブン』およびバンダイナムコエンターテインメントと共同開発した『ツキノパラダイス。(ツキパラ。)』などの受託運営を行っている。また、第1四半期期間において受託開発を行った他社IPによるゲーム(※パブリッシャーとの契約によりタイトル非公開)の新規リリースも行った。

④動画事業…売上高2900万円、セグメント利益200万円
パチンコ・パチスロなどの遊技機系とスマートフォンゲーム・アプリのPVをはじめ、企業のサービス・商品、採用ホームページ用の映像・動画制作を行った。また、新しい取り組みとして、VR(仮想現実)・AR(拡張現実)・MR(複合現実)やプロジェクションマッピング、3Dホログラムなどの様々な新技術を活用した動画コンテンツの制作を行っている。

⑤インターネット事業…売上高2300万円、セグメント損益1000万円の赤字
主にゴルファー向けの情報サイト「Gridge」の運営を主軸とし、メーカー各社向けに商品記事制作や動画・リアルイベントなどを連動させた販売促進・PR活動の支援を行った。

なお、2020年3月期通期の連結業績予想については、従来予想から変更なく、売上高35億5000万円(前期比16.4%増)、営業利益6億5000万円(同17.5%増)、経常利益6億4500万円(同21.2%増)、最終利益4億300万円(同2.1%減)を見込む。
 
ギークス株式会社
http://geechs.com/

会社情報

会社名
ギークス株式会社
設立
2007年8月
代表者
代表取締役CEO 曽根原 稔人
決算期
3月
直近業績
売上高237億3900万円、営業利益9000万円、経常利益8200万円、最終損益14億7300万円の赤字(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
7060
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