DeNA、AIで一人ひとりの声からオリジナルグラフィックが作れる「fontgraphy」を一般に公開 スマホに話しかけるだけで誰でも作れる
ディー・エヌ・エー(DeNA)<2432>は、AIを活用し、一人ひとりの声質からオリジナルグラフィックを生成する「fontgraphy(フォントグラフィー)」を、9月13日に公開した。本取り組みは一般に公開しており、スマートフォンのブラウザ上で体験することができる。
fontgraphyは、話者の声質をAIで分析し、その分析結果によってフォントとイメージ画像を選定、それらを掛け合わせることで、話者一人ひとりに合わせたグラフィックを生成。グラフィックは、声質に合わせた「DeNA」の文字のフォントとイメージ画像を合わせたものとなる。
オリジナルグラフィックを生成するため、まず音声データをDeNAの社員800人から集め、その音声を人手により声の印象で評価した。また、Monotype社が持つフォントを活用し、画像と並行してそれぞれ分類を行った。
声の印象を音声から予測する部分と、フォントとイメージ画像の印象をグラフィックに反映させる部分にAIを活用している。
また今回DeNAグループを代表して、横浜DeNAベイスターズのA.ラミレス監督、山﨑康晃選手の声を収録しオリジナルグラフィックを作成した。
▲A.ラミレス監督のグラフィック
▲山﨑康晃選手のグラフィック
fontgraphyは、声からグラフィックを生成するクロスモーダル(※)生成の試みで、これまでDeNAが行ってきたデザイン×AIの成果。より多くの人にAIを身近に感じてもらうため、一般公開をした。
なお、本取り組みは、九州大学大学院 システム情報科学研究院 情報知能工学部門ヒューマンインタフェース研究室 内田誠一教授が監修をしている。
※クロスモーダル:視覚と聴覚など、本来別々とされる知覚が互いに影響を及ぼし合うこと
会社情報
- 会社名
- 株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
- 設立
- 1999年3月
- 代表者
- 代表取締役会長 南場 智子/代表取締役社長兼CEO 岡村 信悟
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上収益1367億3300万円、営業損益282億7000万円の赤字、税引前損益281億3000万円の赤字、最終損益286億8200万円の赤字(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 2432