ブロッコリー<2706>が先週末(10月11日)に発表した第2四半期累計(2019年3~8月)の業績は、売上高が前年同期比で1.0%減の27億3300万円、営業利益が同1.5%増の3億4000万円、経常利益が同1.8%増の3億4700万円、最終利益が同23.0%増の2億7700万円と前年同期比で増益を達成した。
同社によると、売上が伸び悩んだものの、6月からの劇場版公開を開始した『うたの☆プリンスさまっ♪』関連音楽CDと、オリジナルTCG『Z/X(ゼクス)』など高採算商品の販売が好調だったことで売上総利益率が33.5%から40.3%に改善したことが主な要因だ。
かねてより発表していた中期計画において、新規コンテンツの育成のためのプロモーション費用の増加と、人員拡充を行うなど、先行投資を行うとしていたが、それを吸収しての増益となった。
また、最終利益については、23%増と大きく伸びたが、保険解約返戻金5200万円が計上されたこと、前年同期に計上された固定資産除却損1200万円がこの期は計上されなかったことが主な要因だ。
なお、劇場公開した『うたの☆プリンスさまっ♪』については、観客動員数が100万人を突破するなど好調だが、劇場収益のロイヤリティに関しては、精算が終わっていないため、計上していないとのこと。第3四半期以降に収益貢献する見通しだ。
コンテンツ別の売上構成を見ていくと、『うたの☆プリンスさまっ♪』関連の収益が54%と再び過半を占めるようになった。『Z/X』も11.8%から16.4%に伸びた。
展開しているコンテンツは以下のとおり。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ブロッコリー
- 設立
- 1994年3月
- 代表者
- 代表取締役社長 鈴木 恵喜
- 決算期
- 2月
- 直近業績
- 売上高65億6300万円、営業利益2億8300万円、経常利益3億1200万円、最終利益1億6800万円(2022年2月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 2706