LINE<3938>は、第3四半期（2019年7～9月）の決算説明資料を公開し、コンテンツ事業において『LINEマンガ』の決済高が前年同期比で25.9％増の62億円となったことを明らかにした。63億円を記録した前四半期には及ばなかったものの、高水準の売上をキープしている。『LINEマンガ』は、マンガ・ライトノベル作品が楽しめるスマートフォン向け電子コミックサービスで、好調に推移したという。マンガアプリの市場評価が世界的に高まっており、国内市場も成長しているが、そのなかで「圧倒的なシェアを持つNo.1コミックアプリ」となっている。
App Storeのセールスランキングの推移で見ても明らかで、人気ゲームアプリと上位を競っている。ゲームアプリが施策を打ち出す月末月初に順位を落とす傾向にあるが、それ以外はTOP10をキープしている。
また、それ以上に伸びたのが『LINE MUSIC』だ。前年同期比46.0％増の29億円となった。世界2位の音楽市場の日本のなかでサブスクリプション市場は順調に伸びており、ユーザー数を伸ばしているとのこと。
AppAnnieがまとめた9月の「App Annie Index」によると、LINE系のサービスが上位3位を独占した（関連記事）が、非ゲームアプリにおけるLINEの存在感はこれからもますます高まっていきそうだ。
