スクエニHD、2Qは売上高8%増、営業益62%増に スマホゲームは『ロマサガRS』に加えて『DQウォーク』が好発進 「マンガUP!」含む電子書籍も好調

スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>は、11月7日、2020年3月期の第2四半期累計(4~9月)の連結決算を発表、売上高1207億円(前年同期比8.2%増)、営業利益159億円(同62.9%増)、経常利益156億円(同6.1%増)、最終利益109億円(同32.0%増)となった。
 

セグメント別の状況は以下のとおり。

①デジタルエンタテインメント事業…売上高854億円(前年同期比4.2%増)、営業利益166億円(同33.0%増)
家庭用ゲーム機向けタイトルは、『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めてS』や『ファイナルファンタジーX/X-2 HDリマスター」Nintendo Switch版・Xbox One版などを発売したが、前年同期に新規大型タイトルの発売があったため、その反動により前年同期比で減収となった。また、前期に発売した新作のリピート販売が弱かったため営業損失を計上した。

スマートデバイス・PCブラウザなどをプラットフォームとしたコンテンツは、『ロマンシング サガ リ・ユニバース』の好調に加えて、2019年9月に配信開始した『ドラゴンクエストウォーク』が好調な出足を切り、前年同期比で増収増益となった。

多人数参加型オンラインロールプレイングゲームは、『ファイナルファンタジーXIV』拡張パッケージの発売とそれに伴う課金会員者数の増加により、前年同期比で増収増益となった。

②アミューズメント事業…売上高228億円(同11.2%増)、営業利益13億円(同83.3%増)
アミューズメント機器で新規タイトルの発売がなかったものの、店舗運営が好調に推移し、前年同期比で増収増益となった。

③出版事業…売上高90億円(同42.3%増)、営業利益32億円(同87.2%増)
マンガアプリの「マンガUP!」を含む電子書籍形式の販売が大幅に増加した。また、紙媒体での販売も好調に推移し、前年同期比で増収増益となった。

④ライツ・プロパティ等事業…売上高45億円(同35.3%増)、営業利益6億円(同112.9%増)
自社コンテンツの新規キャラクターグッズなどの投入があり、前年同期比で増収増益となった。


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なお、2020年3月期通期の連結業績予想は、従来予想から変更なく、売上高2700億円(前期比0.5%減)、営業利益240億円(同2.6%減)、経常利益240億円(同15.5%減)、最終利益168億円(同13.3%減)の見込み。

 
株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス
https://www.hd.square-enix.com/jpn/

会社情報

会社名
株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス
設立
1975年9月
代表者
代表取締役社長 桐生 隆司
決算期
3月
直近業績
売上高3563億4400万円、営業利益325億5800万円、経常利益415億4100万円、最終利益149億1200万円(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
9684
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