バンナムHD、上期の中国での売上高は2倍の135億円と急増…「ガンダム」や「NARUTO」「ウルトラマン」のハイターゲット商品やゲームアプリ好調

バンダイナムコホールディングス<7832>は、中間期における中国における売上高が前年同期比で約2倍となる135億円になったことを明らかにした。ハイターゲット向け商品やネットワークコンテンツが好調に推移したという。特に「機動戦士ガンダム」や「ウルトラマン」「NARUTO」といったIP(知的財産権)の商品・サービスが人気を集めているという。

テレビ東京ホールディングス<9413>の決算説明会資料において、「NARUTO」のゲームの売上が伸びた旨の発表を行っていたことを考えると(関連記事)、ネットワークコンテンツの売上拡大の主体は「NARUTO」だったようだ。テンセントがバンダイナムコエンターテインメントと共同で『火影忍者』を中国で配信しており、人気を集めている。

同社では、過去にテレビ放送され人気となったIPの新シリーズが配信されることでファン層が拡大しているほか、現地パートナーと協力しながら中国内で商品・サービスの企画・制作を行うなど、地域に根差した施策を展開しているという。また集英社との共同出資会社を立上げ、原作の魅力をより伝えることができる商品展開もスタートするとのこと。
株式会社バンダイナムコホールディングス
http://www.bandainamco.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社バンダイナムコホールディングス
設立
2005年9月
代表者
代表取締役社長 川口 勝
決算期
3月
直近業績
売上高1兆502億1000万円、営業利益906億8200万円、経常利益1041億6400万円、最終利益1014億9300万円(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
7832
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