ローランドは、簡単な操作でスマートフォンからのライブ配信に多彩な演出を加えて、動画のクオリティを上げることができる、アプリとコントローラーのセット「GO:LIVECAST」(ゴーライブキャスト)を1月25日に発売する。
近年、YouTubeやFacebookなどのSNSに動画のライブ配信機能が追加され、多くのユーザーがそれらを活用して自身のコンテンツを配信している。スマートフォンの性能向上によって、ライブ配信を気軽に始めることができるようになり、フリー・トーク、カラオケ、楽器演奏、メイクアップ方法の解説など、ジャンルは多様化している。配信ユーザーは、視聴者数を増やすためにさまざまな工夫を凝らしており、テロップや効果音などを加える演出の重要性が増しているが、専用機器の準備や操作が必要で、初心者が導入するには難しい面があった。
今回発売する「GO:LIVECAST」は、スマートフォンでのライブ配信に、リアルタイムでテレビ番組のような多彩な演出を加えられる編集ツール。専用アプリをインストールしたスマートフォンにコントローラーを接続し、ボタン操作でテロップやタイトル画面、インパクトのある効果音などを加えることが可能だ。簡単にライブ配信のクオリティを高め、視聴者からの注目度を上げることができる。また、「GO:LIVECAST」は、日本最大級のライブ配信サービスで、10~20代のユーザーに人気の「TwitCasting」(ツイキャス)をはじめとするライブ配信サービスに対応している。ツイキャスでは、モイとの技術協力で、よりスムーズで安定した配信を実現している。
専用アプリには、拍手や笑い声のほかコミカルな効果音、幅広い場面で使えるBGMや静止画、動画サンプルが内蔵されており、すぐに使うことができる。また、ユーザー自身がスマートフォンに保存した動画や写真、音楽の使用も可能だ。テロップを挿入する際には、文字や色を自分で設定でき、雰囲気づくりにこだわった演出を行える。さらに、顔の映りをよくする「美肌フィルター」など、便利な機能を搭載。無線接続した2台のスマートフォンのカメラ映像を使って、アングルを切り替えたり、2つの画面を重ねたりすることもできる。さらに、視聴者からのコメントをアプリの画面上に表示して、配信中にリアルタイムのコミュニケーションを楽しめる。
「GO:LIVECAST」のコントローラーにはマイクを内蔵。各音声のバランス調整や、マイク音声のミュートも簡単に行うことができる。エコー機能で歌やトークをより印象的に演出したり、外部マイクを接続してより高音質で配信することもできる。
▲「GO:LIVECAST」(左:アプリ画面イメージ、右:コントローラー)