サイバーエージェントのゲーム事業、広宣費適正化で営業益60%増 『ワールドフリッパー』と『ブレイドエクスロード』貢献 既存苦戦も周年で巻き返しへ
サイバーエージェント<4751>の第1四半期(2019年10~12月)のゲーム事業の営業利益は、前年同期比で60.3%増の51億円と大幅な増益となった。YouTube Liveで配信した決算説明会に出演した藤田晋社長(写真)は、前年同期で膨らんでいた広告宣伝費を適正化したことが奏功した、と説明した。
また、売上高は、同3.1%減の352億円と減収だった。Cygamesの新作タイトル『ワールドフリッパー』と、アプリボットの『ブレイドエクスロード』が貢献した一方、既存タイトルの10月の運営成績が厳しい状況にあったため、と述べた。
ただし、既存タイトルは1~3月は反転する見通しだ。足元1月が好調な立ち上がりのうえ、『グランブルファンタジー』と『プリンセスコネクト Re:Dive』、『バンドリ! ガールズバンドパーティ!』が周年を迎える。「周年で大きく伸ばす傾向があるので力を入れている」(藤田社長)。
今後のリリース予定タイトルは以下のとおり。『この素晴らしい世界に祝福を!ファンタスティックデイズ』と『キックフライト』、『グランブルーファンタジー ヴァーサス』のリリースを控えている。
(編集部 木村英彦)
会社情報
- 会社名
- 株式会社サイバーエージェント
- 設立
- 1998年3月
- 代表者
- 代表取締役 藤田 晋
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高7202億0700万円、営業利益245億5700万円、経常利益249億1500万円、最終利益53億3200万円(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 4751