グリー、2Qは売上高10%減、営業益22%減で着地 他社配信タイトルをグローバルリリース ロイヤリティや広告宣伝費の増加で利益率低下

グリー<3632>は、2月3日、2020年6月期の第2四半期累計(7~12月)の連結決算を発表、売上高322億円(前年同期比10.2%減)、営業利益19億円(同22.8%減)、経常利益31億円(同5.8%減)、最終利益35億円(同58.0%増)となった。
 

他社配信タイトルがグローバルで同時リリースし、順調な立ち上がりとなったほか、『アナザーエデン』のグローバルマーケティング強化で海外は欧米・アジアともに売上が拡大した。また、『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか~メモリア・フレーゼ~』の欧州版の配信を10月24日より開始した。その結果、第2四半期期間は四半期推移(QonQ)で増収となったものの、前年同期比では既存タイトルの漸減分をカバーするには至らなかった。一方、利益面については、ロイヤリティや広告宣伝費の増加も減益の要因となっている。

なお、最終利益が58.0%の増益となっているのは、投資事業組合運用益9億7100万円と投資有価証券の一部売却による投資有価証券売却益25億2900万円を特別利益として計上したためとなる。

なお、2020年6月期通期の予想については非開示。グループを取り巻く事業環境は短期的な変化が激しく、新規アプリゲームのリリースなどによる大きな業績変動が見込まれることから、適正かつ合理的な数値の算出が困難としている。
グリー株式会社
http://www.gree.co.jp/

会社情報

会社名
グリー株式会社
設立
2004年12月
代表者
代表取締役会長兼社長 田中 良和
決算期
6月
直近業績
売上高613億900万円、営業利益59億8100万円、経常利益71億2300万円、最終利益46億3000万円(2024年6月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3632
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