Aiming、19年12月期は売上高22%減、8.7億円の営業赤字を計上 PS4版『キャラスト』は好調もスマホ版・PC版と『ログレス』が苦戦

Aiming<3911>は、2月14日、2019年12月期の連結決算を発表、売上高56億4400万円(前々期比22.8%減)、営業損益8億7100万円の赤字(前々期14億9900万円の赤字)、経常損益8億7500万円の赤字(同15億2200万円の赤字)、最終損益12億100万円の赤字(同15億6200万円の赤字)となった。
 

PS4版の『CARAVAN STORIES』が好調に推移するも、『剣と魔法のログレス いにしえの女神』やスマートフォン・PC版『CARAVAN STORIES』の売上高が減少したことに加えて、複数タイトルのサービス終了も影響し、売上高は前年同期比で減収となった。

また、費用面においては、早期退職優遇制度の実施をはじめ、従業員数の見直しを進めたことで人件費が減少した。加えて、前事業年度に実施したTVCMなどに代わる大型プロモーションがなかったため広告宣伝費が大きく減少し、営業損失は前年同期で縮小した。なお、最終損益には従業員数の見直しに伴う特別退職金に加え、これまでの業績をかんがみて固定資産の減損処理を行ったことも影響している。

サービス中タイトルは、『剣と魔法のログレス いにしえの女神』が、サービス開始から6周年を迎え、経年によるKPIの低下はみられるものの、有名IPとのコラボなどにより、アクティブユーザー数および課金ユーザー数の改善に取り組んだ。また、『CARAVAN STORIES』は、日本各地の動物園、水族館や温泉とコラボンを実施することで、アクティブユーザー数の維持・拡大に取り組んだ。

加えて、『CARAVAN STORIES』は、2019年4月18日にPS4版の日本・アジア地域、9月11日にはPS4版の北米地域のサービスを開始し、ワンソース/マルチユースによる収益の最大化に務めた。

開発中タイトルは、2019年9月18日に、マーベラス<7844>との共同事業タイトル『ログレス物語(ストーリーズ)』のサービスを開始した。

なお、2019年12月期通期の予想については非開示で、同社は第1四半期の業績予想を開示。第1四半期は、売上高11億7000万円(前期比59.4%増)、営業損益2億200万円の赤字、経常損益2億200万円の赤字、最終損益2億500万円の赤字を見込むとしている。