サイバーエージェント<4751>の藤田晋社長(写真)は、この日(4月22日)開催した第2四半期(2020年1~3月)の決算説明会(オンライン開催)で、インターネット広告事業について、上半期は好調だったものの、第3四半期以降に新型コロナウイルスの影響が出てくるとの見方を示した。
藤田社長によると、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて、「3月から広告出稿のキャンセルや出し控えが出てきた」という。検索エンジン関連などベースとなる広告出稿は影響していないが、大きなキャンペーンを控える動きが強いそうだ。
同社では、リモートワークができる体制を構築して営業を行っているものの、その影響度合いについては「いえない」と測りかねているようだ。
なお、2020年1~3月のネット広告の業績は、売上高が前年同期比9.2%増の727億円、営業利益が23.7%増の67億円といずれも最高水準だった。例年、広告出稿が増える四半期だが、これまで実施してきた大型クライアントの開拓と深耕が奏功し、「非常にいいムードだった」という。
(編集部 木村英彦)
会社情報
- 会社名
- 株式会社サイバーエージェント
- 設立
- 1998年3月
- 代表者
- 代表取締役 藤田 晋
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高7202億0700万円、営業利益245億5700万円、経常利益249億1500万円、最終利益53億3200万円(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 4751