アカツキ、20年3月期は『ドッカンバトル』『ロマサガRS』『ユニゾンエアー』貢献で売上高13%増 自社タイトル比率増による利益率低下や先行投資で減益に

アカツキ<3932>は、5月13日、2020年3月期の連結決算を発表、売上高320億4800万円(前年同期比13.9%増)、営業利益110億5300万円(同18.9%減)、経常利益107億7900万円(同20.0%減)、最終利益66億2000万円(同15.8%減)となった。

モバイルゲーム事業において、既存タイトルの堅実な運用と当期にリリースした新規タイトルが好調に推移した結果、複数タイトルによる安定した収益構造がより強固になったことにより、売上高は増収となった。一方、営業利益および連結経常利益については、連結売上高の増収による影響があったものの、自社配信タイトルの増収により営業利益率が低下したほか、新規ゲーム開発のさらなる強化や新規領域での様々なチャレンジによる追加投資の影響を受けて、減益となった。

最終利益については、上記の減益要因に加え、投資有価証券売却損益や投資有価証券評価損、減損損失などを計上したことも影響した。
 

各タイトルの動向は、主力タイトルである『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』(バンダイナムコエンターテインメントより配信)国内版については、5周年イベントでストアセールスランキング1位を獲得するとともに、『ロマンシング サガ リ・ユニバース』(スクウェア・エニックスより配信)についても、2019年12月の1周年記念イベントの開催によりストアセールスランキング1位を獲得するなど、モバイルゲーム事業の新たな収益の柱として好調に推移した。

また、2019年9月にリリースしました欅坂46・日向坂46応援[公式]音楽アプリ『UNI'S ON AIR(ユニゾンエアー)』は、リリース初日およびTVCM放送に合わせた大型イベント開催時に、ストアセールスランキングで最高7位を獲得するなど、複数タイトルによる収益構造がより強固となった。

なお、2021年3月期の連結業績予想については、モバイルゲーム事業の短期的な事業環境が激しく変化する不確定要素が多いことに加え、IP創出やグローバルゲームへの新しい挑戦を実施していく方針であり、適正かつ合理的な数値の算出が非常に困難なため、非開示としている。
株式会社アカツキ
http://aktsk.jp/

会社情報

会社名
株式会社アカツキ
設立
2010年6月
代表者
代表取締役CEO 香田 哲朗
決算期
3月
直近業績
売上高239億7200万円、営業利益26億7600万円、経常利益28億3400万円、最終利益12億8800万円(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3932
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