フィールズ、20年3月期は経営改革結実し4期ぶり黒字 経常益は計画上回る9.4億円 円谷プロは映画・TVの収益化と中国・アジア向けの基盤づくりに注力
フィールズ<2867>の2020年3月期の連結決算は、売上高665億8700万円(前の期比31.2%増)、営業利益7億1300万円(前の期は18億3200万円の赤字)、経常利益9億3900万円(同18億6400万円の赤字)、最終利益4億9000万円(同5億1400万円の赤字)となった。過去2年間のさまざまな経営改革の取り組みが実を結び、4期ぶりの黒字決算となった。
利益は計画を大きく上回る着地だった。計画では、営業利益1億円、経常利益3億円、最終損益1億円を想定していたが、営業利益は計画比で6億1300万円、経常利益は6億3900万円、最終利益は5億9000万円上回った。
販売を予定していた主力パチスロ機が次期の販売に変更になったことで、一度は下方修正したものの、月に納品した『パチスロ 新鬼武者』、パチスロ『エヴァンゲリオン フェスティバル』等の販売に注力した結果、販売台数が想定を上回った。
同社グループのパチンコ・パチスロ事業は、新規則下の市場ニーズを踏まえて開発した商品を、保通協型式試験の申請から適合に至るリードタイムを十分に考慮した適切な販売時期を見極めて順次市場に投入し、主力販売機種を予定通り販売した。この結果、当期のパチンコ・パチスロ売上計上台数は前期を上回る19.1万台(同5.3万台増)となった。
円谷プロは、映画・TVの収益化および中国・アジア向け海外事業の基盤づくりに注力した。大型映画作品『シン・ウルトラマン』の2021年公開に向けた制作を開始、また、NETFLIX等でグローバルに配信中の3DCGアニメ『ULTRAMAN』のシーズン2の制作も開始した。海外では、玩具等の販売が中国で好調に推移し、新型コロナウイルス感染症の影響収束後の消費回復を見据え、中国のみならず東南アジア全体に展開する準備も進めた。
デジタル・フロンティアは、旺盛な国内ゲーム会社のニーズに応えて、ゲーム映像を中心にCG映像制作の受託をした。
利益は計画を大きく上回る着地だった。計画では、営業利益1億円、経常利益3億円、最終損益1億円を想定していたが、営業利益は計画比で6億1300万円、経常利益は6億3900万円、最終利益は5億9000万円上回った。
販売を予定していた主力パチスロ機が次期の販売に変更になったことで、一度は下方修正したものの、月に納品した『パチスロ 新鬼武者』、パチスロ『エヴァンゲリオン フェスティバル』等の販売に注力した結果、販売台数が想定を上回った。
同社グループのパチンコ・パチスロ事業は、新規則下の市場ニーズを踏まえて開発した商品を、保通協型式試験の申請から適合に至るリードタイムを十分に考慮した適切な販売時期を見極めて順次市場に投入し、主力販売機種を予定通り販売した。この結果、当期のパチンコ・パチスロ売上計上台数は前期を上回る19.1万台(同5.3万台増)となった。
円谷プロは、映画・TVの収益化および中国・アジア向け海外事業の基盤づくりに注力した。大型映画作品『シン・ウルトラマン』の2021年公開に向けた制作を開始、また、NETFLIX等でグローバルに配信中の3DCGアニメ『ULTRAMAN』のシーズン2の制作も開始した。海外では、玩具等の販売が中国で好調に推移し、新型コロナウイルス感染症の影響収束後の消費回復を見据え、中国のみならず東南アジア全体に展開する準備も進めた。
デジタル・フロンティアは、旺盛な国内ゲーム会社のニーズに応えて、ゲーム映像を中心にCG映像制作の受託をした。
会社情報
- 会社名
- 円谷フィールズホールディングス株式会社
- 設立
- 1988年6月
- 代表者
- 代表取締役社長 グループ最高経営責任者 山本 英俊
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1419億2300万円、営業利益118億2700万円、経常利益129億4700万円、最終利益115億5100万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 2767