『ソード・オブ・ガルガンチュア』を提供するよむねこが「Thirdverse」に社名変更 資本関係や経営体制も変わり新たなスタートに



VRゲームの企画・開発をしているよむネコは、 2020年6月13日付で「株式会社Thirdverse」に社名変更したことを明らかにした。新車名の「Thirdverse」は、「Third place」(心が落ち着く第3の居場所)と「Metaverse」(バーチャル空間)を組み合わせた造語とのことだ。

これに先立つ3月31日、gumi<3903>は、連結子会社が保有していたThirdverseの株式について國光宏尚氏に譲渡したことに伴い、gumiの持分法適用会社から除外すると発表した(関連記事)。今回の社名変更をもって、新たなスタートを切ったといえそうだ。

同時に、新しい経営体制も発表した。

代表取締役: 新 清士
取締役COO: 伴 哲
ファウンダー兼投資家: 國光 宏尚
 
 

代表取締役 新 清士氏
慶応義塾大学商学部及び環境情報学部卒。 Thirdverse の前身となる株式会社よむネコを設立。 デジタルハリウッド大学大学院准教授。 Tokyo XR Startups取締役。 著書に『VRビジネスの衝撃「仮想世界」が巨大マネーを生む』(NHK出版)。  

<コメント>
Thirdverse はよむネコの第二の創業です。 よむネコ時代から目指しているVR世界で多くの人が、 安心して楽しんでもらえる世界を作るという目標を、 さらに加速するための会社名変更です。 我々は、 VRは誰もが普段に使うようになるものに、 すぐに進化していくと考えています。 そんな時代に、 多くの方に当たり前に使っていただける未来世界を強力なメンバー達と創り出していきます。
 
 
取締役COO 伴 哲氏
株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメントにてPlayStation事業のゲームプロデューサーとして業界経験15年以上。 『どこでもいっしょ』シリーズやゲームオーケストラコンサートのプロデューサーを務める。 2018年Google入社、 ビジネスデベロップメントマネージャーとして事業開発・法人営業担当。 2020年6月よりThirdverse取締役COO(最高執行責任者)に就任。

<コメント>
『バーチャル空間におけるサードプレイスの誕生』、 これは近い未来に確実に起こります。 この概念は、 映画・アニメ・コミックなど、 様々な表現物で語られてきましたが、 いよいよ時代が追い付いてきました。 VR市場の拡大・技術発展により実現可能な条件がそろってきました。 あとは、 誰が一番最初にそれを実現させるかの勝負です。 我々は、 Thirdverseへと社名を変え、 新たな決意と新たな仲間たちとともに、 新たなサードプレイスを創造します。
 

ファウンダー 兼 投資家 國光 宏尚氏
2004年5月株式会社アットムービーに入社。 同年に取締役に就任。 2007年6月、 株式会社gumiを設立し、 代表取締役社長に就任。 現在は取締役会長として、 XR事業やブロックチェーン事業等の新規事業領域を統括している。

<コメント>
「持って生まれた1つの外見と社会から求められる役割」に、 縛られながら生きる人々が多い今の世の中。 現実をすぐに変えることは難しくても、 仮想空間上で自分好みの外見を持ち、 思うままの性格で生きていくことができたら。 そこはきっと「生きやすい世界」だと信じています。
昨今のコロナウイルスの影響もあり、 人々の価値観・生き方は大きく変わりました。 人と会う手段はリアルからバーチャルへ、 「バーチャルファースト」の時代が来ます。 そしてこの先、 急激に伸びていくVR業界を牽引していくのがThirdverseだと思います。 一緒に頑張ろう!
Thirdverse

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Thirdverse
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