DeNA、第1四半期の営業益は442%増の125億円…ゲーム事業とライブストーミング事業が好調、SHOWROOM売却益も押し上げ
ディー・エヌ・エー(DeNA)<2432>は、この日(8月5日)、2021年3月期の第1四半期(4~6月)の連結決算(IFRS)を発表し、売上収益300億4100万円(前年同期比4.3%減)、営業利益125億7000万円(同442.1%増)、税引前四半期利益144億6200万円(同274.4%増)、最終利益99億0200万円(同304.7%増)と大幅な増益を達成した。
大幅な増益となったが、ゲーム事業の好調と急成長したライブストリーミング事業に加えて、タクシー配車アプリに関する移転損益20億円や、SHOWROOM売却益78億円などが主な要因だった。
売上収益は、ゲーム事業やライブストリーミング事業では前年同期比で増収となったものの、スポーツ事業では、新型コロナウイルス感染症の拡大の影響を受け、前年同期比で減収となった。
売上原価・販売費及び一般管理費は、合計では、前年同期比で減少した。ゲーム事業やライブストリーミング事業の推移に応じて売上原価の支払手数料等の費用が増加した一方で、前年同期末比での無形資産の減少に伴い、減価償却費が減少し、スポーツ事業や旧オートモーティブ事業に関する費用が減少した。
その他の収益においては、4月1日を効力発生日とするタクシー配車アプリ等に関する事業の吸収分割に起因し、会社分割の対価と、承継した事業に係る資産及び負債の承継直前の帳簿価額による純資産との差額である移転損益を20億4500万円を計上した。また、SHOWROOMの保有株式の一部譲渡に伴い、子会社株式売却益を78億8900万円計上した。
セグメント別の業績は次のとおりである。
①ゲーム事業
売上収益は212億3100万円(前年同期比7.8%増)、セグメント利益は46億0800万円(同35.4%増)となった。既存のタイトルが堅調に推移するとともに、前の期以降に国内外で配信を開始したタイトルの貢献も加わり、ユーザ消費額は前年同期比で増加し、前年同期比で増収増益となった。
②スポーツ事業
売上収益は12億1100万円(前年同期比84.8%減)、セグメント損失は20億8200万円(前年同期は26億5700万円の利益)となった。新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、例年3月下旬より開幕となるプロ野球の公式戦が6月19日からの開幕となり、第1四半期連結累計期間においては、すべて無観客での試合開催となったことが影響した。
③ライブストリーミング事業
売上収益は57億4200万円(前年同期比227.8%増)、セグメント利益は7億6600万円(前年同期は3億1200万円の損失)となった。「Pococha(ポコチャ)」や「SHOWROOM(ショールーム)」などのサービスを含んでおり、前の期以前より、積極的に成長に向けた投資を行ってきた。
④ヘルスケア事業
売上収益は4億4600万円(前年同期比7.5%増)、セグメント損失は3億7300万円(前年同期は4億5400万円の損失)となった。「MYCODE(マイコード)」「kencom(ケンコム)」「歩いておトク」をはじめ、ヘルスケアサービスの分野における既存の提供サービスの利用は堅調に推移した一方で、R&D分野中心に、先行投資を行った。
⑤新規事業・その他
売上収益は15億7900万円(前年同期比1.9%減)、セグメント損失は1億5200万円(前年同期は15億1900万円の損失)となった。当区分には、中長期での事業ポートフォリオの強化を目指した各種取り組み、及び、EC事業におけるサービスを含んでいる。なお、前の期には、旧オートモーティブ事業における積極的な投資を含んでいる。
大幅な増益となったが、ゲーム事業の好調と急成長したライブストリーミング事業に加えて、タクシー配車アプリに関する移転損益20億円や、SHOWROOM売却益78億円などが主な要因だった。
売上収益は、ゲーム事業やライブストリーミング事業では前年同期比で増収となったものの、スポーツ事業では、新型コロナウイルス感染症の拡大の影響を受け、前年同期比で減収となった。
売上原価・販売費及び一般管理費は、合計では、前年同期比で減少した。ゲーム事業やライブストリーミング事業の推移に応じて売上原価の支払手数料等の費用が増加した一方で、前年同期末比での無形資産の減少に伴い、減価償却費が減少し、スポーツ事業や旧オートモーティブ事業に関する費用が減少した。
その他の収益においては、4月1日を効力発生日とするタクシー配車アプリ等に関する事業の吸収分割に起因し、会社分割の対価と、承継した事業に係る資産及び負債の承継直前の帳簿価額による純資産との差額である移転損益を20億4500万円を計上した。また、SHOWROOMの保有株式の一部譲渡に伴い、子会社株式売却益を78億8900万円計上した。
セグメント別の業績は次のとおりである。
①ゲーム事業
売上収益は212億3100万円(前年同期比7.8%増)、セグメント利益は46億0800万円(同35.4%増)となった。既存のタイトルが堅調に推移するとともに、前の期以降に国内外で配信を開始したタイトルの貢献も加わり、ユーザ消費額は前年同期比で増加し、前年同期比で増収増益となった。
②スポーツ事業
売上収益は12億1100万円(前年同期比84.8%減)、セグメント損失は20億8200万円(前年同期は26億5700万円の利益)となった。新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、例年3月下旬より開幕となるプロ野球の公式戦が6月19日からの開幕となり、第1四半期連結累計期間においては、すべて無観客での試合開催となったことが影響した。
③ライブストリーミング事業
売上収益は57億4200万円(前年同期比227.8%増)、セグメント利益は7億6600万円(前年同期は3億1200万円の損失)となった。「Pococha(ポコチャ)」や「SHOWROOM(ショールーム)」などのサービスを含んでおり、前の期以前より、積極的に成長に向けた投資を行ってきた。
④ヘルスケア事業
売上収益は4億4600万円(前年同期比7.5%増)、セグメント損失は3億7300万円(前年同期は4億5400万円の損失)となった。「MYCODE(マイコード)」「kencom(ケンコム)」「歩いておトク」をはじめ、ヘルスケアサービスの分野における既存の提供サービスの利用は堅調に推移した一方で、R&D分野中心に、先行投資を行った。
⑤新規事業・その他
売上収益は15億7900万円(前年同期比1.9%減)、セグメント損失は1億5200万円(前年同期は15億1900万円の損失)となった。当区分には、中長期での事業ポートフォリオの強化を目指した各種取り組み、及び、EC事業におけるサービスを含んでいる。なお、前の期には、旧オートモーティブ事業における積極的な投資を含んでいる。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
- 設立
- 1999年3月
- 代表者
- 代表取締役会長 南場 智子/代表取締役社長兼CEO 岡村 信悟
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上収益1367億3300万円、営業損益282億7000万円の赤字、税引前損益281億3000万円の赤字、最終損益286億8200万円の赤字(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 2432