コナミHD、第1四半期の営業利益は32%減の67億円 主力のゲーム大幅増収増益も コロナの影響でスポーツやアミューズメント、ゲーミングが不振
コナミホールディングス<9766>の第1四半期(4-6月)の連結決算は、売上高528億8700万円(前年同期比6.3%減)、営業利益は67億7200万円(同32.4%減)、税引前利益62億8400万円(同35.3%減)、最終利益41億9300万円(同42.4%減)となった。
ゲーム事業が大幅増収増益を達成するなど好調に推移したものの、アミューズメント事業、ゲーミングシステム事業、スポーツ事業がコロナの影響で苦戦したことが響いた。
(デジタルエンタテインメント事業)
売上高は428億4000万円(同36.0%増)となり、セグメント利益は153億0900万円(同57.9%増)となった。
モバイルゲームでは、グローバル市場において、「遊戯王 デュエルリンクス」が牽引したほか、世界累計3億ダウンロードを突破した「eFootball ウイニングイレブン2020」(海外名「eFootball PES2020」)が好調に推移した。国内市場では、「プロ野球スピリッツA(エース)」の伸長が続いているほか、「実況パワフルプロ野球」等のタイトルも引き続き好評だ。
カードゲームでは、「遊戯王トレーディングカードゲーム」のグローバル展開を進めたほか、「遊☆戯☆王」シリーズの新たなラインアップである「遊戯王ラッシュデュエル」の発売を開始した。
家庭用ゲームでは、「eFootball ウイニングイレブン2020」(海外名「eFootball PES2020」)で、25周年記念企画として、新仕様「アイコニックモーメントシリーズ」を筆頭に様々なイベントを開催した。また、ダウンロード専用タイトルとして欧米向けに「Skelattack」を発売している。
eスポーツでは、その特性を活かし、オンラインでのコンテンツ提供を実施したほか、プロ野球応援企画の第2弾として、日本野球機構(NPB)と共催する「eBASEBALL プロリーグ」で活躍した12球団の代表プロプレーヤー達による「日本生命 “バーチャル"セ・パ交流戦」の熱戦を実施した。また、サッカーコンテンツでは、「eFootball.Pro」で活躍したクラブ所属選手によるフレンドリートーナメントや、新モード「Matchday」を通じて全プレーヤーが参加可能な「eFootball.Open」の地域決勝大会を開催し、大きな注目を集めた。加えて、「遊☆戯☆王」シリーズでは、「遊戯王 デュエルリンクス」の大規模オンライン大会「KCグランドトーナメント」の予選をとり行った。
(アミューズメント事業)
売上高は28億7400万円(同11.8%減)となり、セグメント損失は2億4000万円(前第1四半期は5億3900万円の利益)となった。
アミューズメント市場では、新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大を受け、アミューズメント施設の臨時休業に伴い機器販売及び、e-amusement participation(レベニューシェア)に影響が生じた。国内施設においては、緊急事態宣言解除・都道府県の休業要請解除を経て営業を再開しているが、来場者数などの回復は緩やかな状況である。
このような状況のもと、クイズマジックアカデミーシリーズ最新作「クイズマジックアカデミー 輝望の刻(きぼうのとき)」が新筐体ハイグレードモデルで稼働を開始した。また、メダルゲームでは、ピンボールの爽快感をテーマにしたプッシャー型メダルゲーム「スマッシュスタジアム」を市場投入した。
(ゲーミング&システム事業)
売上高は29億7700万円(同56.4%減)となり、セグメント損失は9億2500万円(前第1四半期連結は1億5900万円の利益)となった。
ゲーミング市場では、年初からの新型コロナウイルスの世界的な感染拡大に伴う各国政府による拡散防止措置により、カジノ施設は一部地域を除き3月中旬以降の休業を余儀なくされるなど、ゲーミングビジネスはほぼ停止する事態となった。その後の段階的な経済活動再開への動きの中で、5月下旬よりカジノ施設も徐々に営業が再開したものの、市場の回復には時間を要する状況にある。
このような状況のもと、最新商品である「DIMENSION27TM(ディメンション トゥウェンティーセブン)」を市場に投入したほか、主力商品のアップライト筐体「KX43TM(ケイ エックス フォーティースリー)」や「ConcertoTM(コンチェルト)」シリーズ各種筐体を中心としたスロットマシンの販売、及びパーティシペーション収入を計上した。また、カジノマネジメントシステムでは、北米と豪州ともに、大手オペレーターへの「SYNKROSⓇ(シンクロス)」納入に加え、新規に契約を獲得した。
(スポーツ事業)
売上高は47億3900万円(同68.9%減)となり、セグメント損失は11億0100万円(前第1四半期連結は5億5200万円の利益)となった。
スポーツ市場では、新型コロナウイルス感染拡大防止に向けた外出自粛やテレワークの推進に伴い、運動不足による健康面への不安が高まる中、新しい生活様式に沿って、安心・安全にスポーツに取り組むことができるよう、衛生管理の強化や新たな健康サービスの提供が広がりつつある。
このような状況のもと、新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う政府による緊急事態宣言の発出や地方自治体からの休業要請などを受け、4月から5月にかけスポーツクラブ直営施設及び受託施設の臨時休館や営業時間の短縮等により売上高は減少した。緊急事態宣言及び休業要請の解除後は、順次施設の営業を再開し、お客や従業員の安心・安全を最優先に配慮の上、衛生管理の強化に努めるとともに、お客の健康増進への取り組みをサポートすべく、サービスの向上を推進した。
受託事業においても、地方自治体や契約法人等の要請により、施設の臨時休館を余儀なくされたが、新規に川崎市民プラザ(神奈川県川崎市)、堺市家原大池体育館(大阪府堺市)、大分市大洲総合体育館(大分県大分市)の業務受託運営を開始するなど、これまで培った運営・指導のノウハウや実績を活かして事業を推進した。
また、外出自粛による運動不足解消へのニーズや、自宅でスポーツに取り組む機会の増加を踏まえ、自宅でできる簡単エクササイズや、サッカー・ダンス・ゴルフなどのスキルアップ動画をコナミスポーツクラブ オリジナル運動動画として配信したほか、公式オンラインショップで多彩なホームフィットネス商品を揃えるなど、商品・サービスの充実を図った。
なお、2021年3月通期の見通しは非開示。新型コロナウイルスによる影響を現時点において合理的に算定することが困難であることから未定としている。
ゲーム事業が大幅増収増益を達成するなど好調に推移したものの、アミューズメント事業、ゲーミングシステム事業、スポーツ事業がコロナの影響で苦戦したことが響いた。
(デジタルエンタテインメント事業)
売上高は428億4000万円(同36.0%増)となり、セグメント利益は153億0900万円(同57.9%増)となった。
モバイルゲームでは、グローバル市場において、「遊戯王 デュエルリンクス」が牽引したほか、世界累計3億ダウンロードを突破した「eFootball ウイニングイレブン2020」(海外名「eFootball PES2020」)が好調に推移した。国内市場では、「プロ野球スピリッツA(エース)」の伸長が続いているほか、「実況パワフルプロ野球」等のタイトルも引き続き好評だ。
カードゲームでは、「遊戯王トレーディングカードゲーム」のグローバル展開を進めたほか、「遊☆戯☆王」シリーズの新たなラインアップである「遊戯王ラッシュデュエル」の発売を開始した。
家庭用ゲームでは、「eFootball ウイニングイレブン2020」(海外名「eFootball PES2020」)で、25周年記念企画として、新仕様「アイコニックモーメントシリーズ」を筆頭に様々なイベントを開催した。また、ダウンロード専用タイトルとして欧米向けに「Skelattack」を発売している。
eスポーツでは、その特性を活かし、オンラインでのコンテンツ提供を実施したほか、プロ野球応援企画の第2弾として、日本野球機構(NPB)と共催する「eBASEBALL プロリーグ」で活躍した12球団の代表プロプレーヤー達による「日本生命 “バーチャル"セ・パ交流戦」の熱戦を実施した。また、サッカーコンテンツでは、「eFootball.Pro」で活躍したクラブ所属選手によるフレンドリートーナメントや、新モード「Matchday」を通じて全プレーヤーが参加可能な「eFootball.Open」の地域決勝大会を開催し、大きな注目を集めた。加えて、「遊☆戯☆王」シリーズでは、「遊戯王 デュエルリンクス」の大規模オンライン大会「KCグランドトーナメント」の予選をとり行った。
(アミューズメント事業)
売上高は28億7400万円(同11.8%減)となり、セグメント損失は2億4000万円(前第1四半期は5億3900万円の利益)となった。
アミューズメント市場では、新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大を受け、アミューズメント施設の臨時休業に伴い機器販売及び、e-amusement participation(レベニューシェア)に影響が生じた。国内施設においては、緊急事態宣言解除・都道府県の休業要請解除を経て営業を再開しているが、来場者数などの回復は緩やかな状況である。
このような状況のもと、クイズマジックアカデミーシリーズ最新作「クイズマジックアカデミー 輝望の刻(きぼうのとき)」が新筐体ハイグレードモデルで稼働を開始した。また、メダルゲームでは、ピンボールの爽快感をテーマにしたプッシャー型メダルゲーム「スマッシュスタジアム」を市場投入した。
(ゲーミング&システム事業)
売上高は29億7700万円(同56.4%減)となり、セグメント損失は9億2500万円(前第1四半期連結は1億5900万円の利益)となった。
ゲーミング市場では、年初からの新型コロナウイルスの世界的な感染拡大に伴う各国政府による拡散防止措置により、カジノ施設は一部地域を除き3月中旬以降の休業を余儀なくされるなど、ゲーミングビジネスはほぼ停止する事態となった。その後の段階的な経済活動再開への動きの中で、5月下旬よりカジノ施設も徐々に営業が再開したものの、市場の回復には時間を要する状況にある。
このような状況のもと、最新商品である「DIMENSION27TM(ディメンション トゥウェンティーセブン)」を市場に投入したほか、主力商品のアップライト筐体「KX43TM(ケイ エックス フォーティースリー)」や「ConcertoTM(コンチェルト)」シリーズ各種筐体を中心としたスロットマシンの販売、及びパーティシペーション収入を計上した。また、カジノマネジメントシステムでは、北米と豪州ともに、大手オペレーターへの「SYNKROSⓇ(シンクロス)」納入に加え、新規に契約を獲得した。
(スポーツ事業)
売上高は47億3900万円(同68.9%減)となり、セグメント損失は11億0100万円(前第1四半期連結は5億5200万円の利益)となった。
スポーツ市場では、新型コロナウイルス感染拡大防止に向けた外出自粛やテレワークの推進に伴い、運動不足による健康面への不安が高まる中、新しい生活様式に沿って、安心・安全にスポーツに取り組むことができるよう、衛生管理の強化や新たな健康サービスの提供が広がりつつある。
このような状況のもと、新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う政府による緊急事態宣言の発出や地方自治体からの休業要請などを受け、4月から5月にかけスポーツクラブ直営施設及び受託施設の臨時休館や営業時間の短縮等により売上高は減少した。緊急事態宣言及び休業要請の解除後は、順次施設の営業を再開し、お客や従業員の安心・安全を最優先に配慮の上、衛生管理の強化に努めるとともに、お客の健康増進への取り組みをサポートすべく、サービスの向上を推進した。
受託事業においても、地方自治体や契約法人等の要請により、施設の臨時休館を余儀なくされたが、新規に川崎市民プラザ(神奈川県川崎市)、堺市家原大池体育館(大阪府堺市)、大分市大洲総合体育館(大分県大分市)の業務受託運営を開始するなど、これまで培った運営・指導のノウハウや実績を活かして事業を推進した。
また、外出自粛による運動不足解消へのニーズや、自宅でスポーツに取り組む機会の増加を踏まえ、自宅でできる簡単エクササイズや、サッカー・ダンス・ゴルフなどのスキルアップ動画をコナミスポーツクラブ オリジナル運動動画として配信したほか、公式オンラインショップで多彩なホームフィットネス商品を揃えるなど、商品・サービスの充実を図った。
なお、2021年3月通期の見通しは非開示。新型コロナウイルスによる影響を現時点において合理的に算定することが困難であることから未定としている。
会社情報
- 会社名
- コナミグループ株式会社
- 設立
- 1973年3月
- 代表者
- 代表取締役会長 上月 景正/代表取締役社長 東尾 公彦
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高3603億1400万円、営業利益802億6200万円、最終利益591億7100万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム(ロンドン証券取引所にも上場)
- 証券コード
- 9766