マイクロソフト、Unreal EngineのApple SDKへのアクセス維持を求めるEpic Gamesを支持 開発者だけでなくユーザーにも悪影響

マイクロソフトは、8月23日(現地時間)、Epic GamesとAppleの「Fortnite(フォートナイト)」をめぐる訴訟について、Unreal EngineのAppleのSDKおよびその他の開発ツールへのアクセス拒否は、ゲーム開発者だけでなく、ゲームユーザーにも悪影響を及ぼすとの書簡をカリフォルニア州北部地区連邦地方裁判所に提出した。

Unreal Engineは、マイクロソフトを含む多くのゲーム開発者にとって、替えがきかない極めて重要な技術であると指摘。これから開発する場合はプラットフォームごとに異なるゲームエンジンを活用することは法外なコストにつながり、開発中の場合も莫大なコスト負担と難しい選択に迫られる。

すでにUnreal Engineで開発され、リリースされているゲームについては、iOSやmacOSの新しい機能を利用したアップデートや、バグ修正、セキュリティのパッチ適用などができなくなる。そして、他のプラットフォームでプレイしている友人や家族と一緒に遊ぶこともできなくなる。

「フォートナイト」のiOS版で、App Storeを経由せずにゲーム内通貨を購入することができる「EPICディレクトペイメント」を導入したことに対し、Appleが同タイトルをApp Store上から削除し、Unreal Engineが同社のSDKへのアクセスを遮断。Epic Gamesは、アカウントブロックの差し止め命令の申し立てを行っていた。
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