Aiming、『DQタクト』の初動は「想定を上回った」(椎葉社長) 『DQ』を冠したスマホゲームが増えたことが背景に グローバル版はCβテストが完了
Aiming<3911>の椎葉忠志社長(写真)は、この日(10月30日)に行われた第3四半期の決算説明会で、スクウェア・エニックスと共同でリリースした新作『ドラゴンクエストタクト』について、リリース時の新規ユーザーが想定より多く、売上などの初速についても想定を上回ったとコメントした。
この背景として、『ドラゴンクエストウォーク』をはじめ、『ドラゴンクエスト』を冠したスマホゲームが増えてきたことで、スマホでも『ドラゴンクエスト』を遊んでみようと考えるユーザーが想定していたよりも多かったとみているという。いわばボーナス期間と呼んでいるそうだ。
ただ、幸いアクティブユーザー数や顧客単価(ARPPU)については引き続き堅調に推移しており、第4四半期から安定運用の時期に入っていくという。いま遊んでいるユーザーに少しでも長く楽しんでもらため、他のシリーズ作品とのコラボや季節イベントなどを行っていく予定とした。
ARPPUについては、高額課金を行うユーザーはそれほど減らないもののの、少額課金をしていたユーザーからの売上が減るとの見方を示した。「ある程度、強いキャラクターが一定揃うと、新規のキャラクターへのニーズはどうしても落ちてしまう」ためだ。
なお、国内版と同様に開発を担当しているグローバル版については、クローズドβテストをすでに終えており、スクウェア・エニックスとともにデータやユーザーからのフィードバックを分析して今後の対応を検討していく。
会社情報
- 会社名
- 株式会社Aiming
- 設立
- 2011年5月
- 代表者
- 代表取締役社長 椎葉 忠志
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高181億9900万円、営業損益13億900万円の赤字、経常損益11億円の赤字、最終損益22億2700万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3911