Aiming、『DQタクト』の初動は「想定を上回った」(椎葉社長) 『DQ』を冠したスマホゲームが増えたことが背景に グローバル版はCβテストが完了



Aiming<3911>の椎葉忠志社長(写真)は、この日(10月30日)に行われた第3四半期の決算説明会で、スクウェア・エニックスと共同でリリースした新作『ドラゴンクエストタクト』について、リリース時の新規ユーザーが想定より多く、売上などの初速についても想定を上回ったとコメントした。

この背景として、『ドラゴンクエストウォーク』をはじめ、『ドラゴンクエスト』を冠したスマホゲームが増えてきたことで、スマホでも『ドラゴンクエスト』を遊んでみようと考えるユーザーが想定していたよりも多かったとみているという。いわばボーナス期間と呼んでいるそうだ。

ただ、幸いアクティブユーザー数や顧客単価(ARPPU)については引き続き堅調に推移しており、第4四半期から安定運用の時期に入っていくという。いま遊んでいるユーザーに少しでも長く楽しんでもらため、他のシリーズ作品とのコラボや季節イベントなどを行っていく予定とした。

ARPPUについては、高額課金を行うユーザーはそれほど減らないもののの、少額課金をしていたユーザーからの売上が減るとの見方を示した。「ある程度、強いキャラクターが一定揃うと、新規のキャラクターへのニーズはどうしても落ちてしまう」ためだ。

なお、国内版と同様に開発を担当しているグローバル版については、クローズドβテストをすでに終えており、スクウェア・エニックスとともにデータやユーザーからのフィードバックを分析して今後の対応を検討していく。