ミクシィ<2121>とXTech(クロステック)は、両社によるジョイントベンチャー「クロスポッケ」を設立し、ミクシィが提供する家族向け写真・動画共有アプリ「家族アルバム みてね」(以下「みてね」)で開始する子ども向けギフトECサービス「みてねギフト」の開発・運営を行うことを発表した。
なお、これは、ミクシィとXTechが2019年2月に締結したミクシィの重点領域の成長加速を目的としたM&Aに関する包括連携協定における新たな取り組みとなる。
■今回の取り組みの背景
ミクシィが提供する「みてね」は、子どもの大切な写真や動画を、祖父母や親戚など招待した家族だけにリアルタイムに共有することができる、写真・動画共有アプリ。2015年4月より提供しており、2020年8月には利用者数800万人を突破している。「みてね」は基本無料で利用できるサービスだが、2019年4月に従来のサービスよりも利便性を向上した月額課金制のプレミアムサービスを開始、さらに同年6月にスマホフォトプリント事業などを手掛けるスフィダンテを子会社化し、同社のノウハウを活かした「みてね年賀状」の提供を開始するなど、収益化を進めている。今後も「みてね」のユーザーアセットを組み合わせたサービスにより新しい価値を提供し、事業を強化する計画としている。
一方XTechは、既存産業×テクノロジーで新規事業を創出するというコンセプトのもと、様々な分野のスペシャリストが事業会社と新規事業開発を行い、新しい価値を生み出す取り組みに強みを持っている。
今回、「みてね」の新サービスとして子ども向けギフトECサービスを始めるにあたり、スピード感をもって事業を立ち上げ、事業の成長にコミットするチームを組成することが必要との考えから、ギフトECサービスの開発・運営に特化したジョイントベンチャーを設立して事業を推進していくのが最適であると判断した。そこで、2019年2月の両社による包括連携協定の取り組みの一環として、ジョイントベンチャー「クロスポッケ」を設立した。
なお、クロスポッケは、11月24日にサービスを開始した「みてねギフト」の開発・運営を行っていく。
会社情報
- 会社名
- 株式会社MIXI
- 設立
- 1997年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 木村 弘毅
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1468億6800万円、営業利益:191億7700万円、経常利益156億6900万円、最終利益70億8200万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 2121