エイチーム<3662>の第1四半期(2020年8~10月)の連結決算は、売上高74億9300万円(前年同期比8.0%減)、営業利益3億7800万円(同152.8%増)、経常利益3億9300万円(同173.0%増)、最終利益2億5800万円(同240.0%増)と減収・大幅増益となった。利益は期初の見通しを上回った。
ゲームと生活情報サービスが減収となったが、主にEC事業が増収増益を達成し、全体として増益になった、としている。売上高増加に伴う利益の増加により、前年同期比で増加となった。またゲーム事業における効率運用も利益を押し上げた。
セグメント別の経営成績は次のとおり。
<エンターテインメント事業>
売上高は17億8500万円(前年同期比10.2%減)、セグメント利益は9300万円(前年同期比113.8%増)となった。売上高については、既存ゲームアプリが減少傾向にあり、前年同期比で減少となった。セグメント利益については、開発中の新規大型IPゲームの開発費を先行して計上しているものの、既存ゲームアプリの効率的な運用による収益最大化を重視し続けていることにより、前年同期比で増加となった。
<ライフスタイルサポート事業>
売上高は47億4400万円(前年同期比14.1%減)、セグメント利益は4億4600万円(前年同期比5.3%減)となった。
2021年7月期第1四半期の売上高については、サービスごとで増減はあるものの、主に結婚式場情報サイト「ハナユメ」が2020年7月期下期に引き続き、新型コロナウイルスの影響により前年同期比で大幅に減少したため、ライフスタイルサポート事業全体において前年同期比で減少となった。
なお、2020年7月期の下期においてコロナ影響を大きく受けていたキャッシング・カードローン総合検索サイト「ナビナビキャッシング」は順調に回復している。また、プラットフォームビジネスにおいて、プログラマのための技術情報共有サービス「Qiita(キータ)」が好調に推移している。そして、コロナ影響により事業展開に遅延が生じていたエンジニア採用支援サービス「Qiita Jobs(キータ・ジョブズ)」も現在順調に採用実績を積み上げている。
セグメント利益については、「ハナユメ」の売上が大きく減少したものの、プロモーションを抑制し、デジタルトランスフォーメーションを効果的に推進してきた。また、サービスごとで増減はあるものの、引越し比較・予約サイト「引越し侍」などにおいてユーザーの獲得効率が向上したことで、前年同期比で横ばいとなった。
<EC事業>
売上高は9億6300万円(前年同期比51.1%増)、セグメント利益は7400万円(前年同期は5000万円の損失)と大幅増収・黒字転換を達成した。引き続き自転車通販サイト「cyma-サイマ-」のオペレーション効率の改善及び在庫管理の徹底、品揃えの見直し等が功を奏したことと、コロナ影響における「三密」を避ける外出手段として引き続き高い自転車需要が追い風になり、前年同期比で大幅に増収増益となった。
なお、2021年7月期の連結業績は、売上高335億円(前の期比5.5%増)、営業利益5億円(同60.7%減)、経常利益5億円(同60.0%減)、最終利益2億円(前の期は5億1900万円の損失計上)を見込む。第1四半期は期初計画を上回ったものの、従来予想を据え置いたとのこと。
ゲームと生活情報サービスが減収となったが、主にEC事業が増収増益を達成し、全体として増益になった、としている。売上高増加に伴う利益の増加により、前年同期比で増加となった。またゲーム事業における効率運用も利益を押し上げた。
セグメント別の経営成績は次のとおり。
<エンターテインメント事業>
売上高は17億8500万円(前年同期比10.2%減)、セグメント利益は9300万円(前年同期比113.8%増)となった。売上高については、既存ゲームアプリが減少傾向にあり、前年同期比で減少となった。セグメント利益については、開発中の新規大型IPゲームの開発費を先行して計上しているものの、既存ゲームアプリの効率的な運用による収益最大化を重視し続けていることにより、前年同期比で増加となった。
<ライフスタイルサポート事業>
売上高は47億4400万円(前年同期比14.1%減)、セグメント利益は4億4600万円(前年同期比5.3%減)となった。
2021年7月期第1四半期の売上高については、サービスごとで増減はあるものの、主に結婚式場情報サイト「ハナユメ」が2020年7月期下期に引き続き、新型コロナウイルスの影響により前年同期比で大幅に減少したため、ライフスタイルサポート事業全体において前年同期比で減少となった。
なお、2020年7月期の下期においてコロナ影響を大きく受けていたキャッシング・カードローン総合検索サイト「ナビナビキャッシング」は順調に回復している。また、プラットフォームビジネスにおいて、プログラマのための技術情報共有サービス「Qiita(キータ)」が好調に推移している。そして、コロナ影響により事業展開に遅延が生じていたエンジニア採用支援サービス「Qiita Jobs(キータ・ジョブズ)」も現在順調に採用実績を積み上げている。
セグメント利益については、「ハナユメ」の売上が大きく減少したものの、プロモーションを抑制し、デジタルトランスフォーメーションを効果的に推進してきた。また、サービスごとで増減はあるものの、引越し比較・予約サイト「引越し侍」などにおいてユーザーの獲得効率が向上したことで、前年同期比で横ばいとなった。
<EC事業>
売上高は9億6300万円(前年同期比51.1%増)、セグメント利益は7400万円(前年同期は5000万円の損失)と大幅増収・黒字転換を達成した。引き続き自転車通販サイト「cyma-サイマ-」のオペレーション効率の改善及び在庫管理の徹底、品揃えの見直し等が功を奏したことと、コロナ影響における「三密」を避ける外出手段として引き続き高い自転車需要が追い風になり、前年同期比で大幅に増収増益となった。
■2021年7月通期の見通し
なお、2021年7月期の連結業績は、売上高335億円(前の期比5.5%増)、営業利益5億円(同60.7%減)、経常利益5億円(同60.0%減)、最終利益2億円(前の期は5億1900万円の損失計上)を見込む。第1四半期は期初計画を上回ったものの、従来予想を据え置いたとのこと。
会社情報
- 会社名
- 株式会社エイチーム
- 設立
- 2000年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 林 高生
- 決算期
- 7月
- 直近業績
- 売上高239億1700万円、営業利益5億6200万円、経常利益6億900万円、最終利益9億5300万円(2024年7月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3662