ケイブ<3760>は、この日(1月14日)、第2四半期決算の補足資料を公開し、第2四半期(2020年9~11月)の受託関連の売上高が前四半期比で58.9%増の2億0800万円に伸びたことがわかった。全体の売上に占める割合は、30%から48%に増えた。KADOKAWAおよびフォワードワークスから受託して開発した『ワールドウィッチーズ UNITED FRONT』が正式サービスに移行し、運営業務の受託に切り替わったことで売上が伸びたという。
これに伴い、主力サービス『ゴシックは魔法乙女~さっさと契約しなさい』への依存度が低下し、売上に占める比率は70%から52%に低下した。『ゴシックは魔法乙女』は、前四半期に実施した周年イベントの反動で売上が減ったことも売上比率が低下した要因となった。同タイトルの売上を計算すると、前四半期比で26.2%減の2億2500万円となった。
会社全体としては、売上高は前四半期比0.6%減の4億3400万円、営業損失4700万円(前四半期は1600万円の利益計上)と営業赤字転落となった。販管費を13%減らしたが、売上原価の増加が売上総利益を圧迫した。『ワールドウィッチーズ UNITEDFRONT』が開発から運営に切り替わった際、原価が増えたという。運営初期は開発と運営の2ラインを同時に動かすため、一時的に利益率が低下する傾向にある。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ケイブ
- 設立
- 1994年6月
- 代表者
- 代表取締役社長 秋田 英好/代表取締役CFO 伊藤 裕章
- 決算期
- 5月
- 直近業績
- 売上高122億7400万円、営業利益18億7000万円、経常利益19億4300万円、最終利益14億4100万円(2024年5月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3760