イーブック、第3四半期は四半期ベースで過去最高売上を更新 PayPayと連携したキャンペーンなどグループシナジーを生かしたマーケティングが奏功

イーブックイニシアティブジャパン<3658>は、1月27日、2021年3月期の第3四半期決算(非連結)を発表、PayPayと連携したキャンペーンの展開などグループシナジーを生かしたマーケティングと市場成長により売上高は四半期ベースで過去最高を更新した。第3四半期累計の業績は以下のとおり。

売上高218億9000万円(前年同期比44.2%増)
営業利益8億6500万円(同63.4%増)
経常利益8億6600万円(同64.7%増)
最終利益6億900万円(同68.9%増)
 

ヤフーが協力して運営する電子書籍販売サービス「ebookjapan」において、Yahoo! JAPANサービスとの連携施策を強化したほか、スマートフォン決済サービス「PayPay」と連携した大型キャンペーンを実施するなど、新規ユーザー獲得のためのマーケティング活動、既存ユーザー向けの販売促進活動を積極的に行った。また、クロスメディア事業においても、「PayPayモール」をはじめヤフーグループの諸サービスとの連携を積極的に推進するとともに、サービス品質並びに顧客満足度の向上に努めた。

セグメント別の状況は以下のとおり。

①電子書籍事業…売上高169億2000万円(前年同期比45.8%増)
電子書籍販売サービス「ebookjapan」において、「PayPay」と連携した大型キャンペーンを展開した。ヤフーグループのEコマースサービスが一丸となって実施した「超PayPay祭」、グループのサービスを使えば使うほどお得になる「PayPaySTEP」のほか、年末年始においては各種販促企画を実施し、売上高の拡大に努めた。

この他にサービスの認知度をあげるべく広告宣伝を強化し新規ユーザーの獲得に努めた。プロダクト面では、AIの更なる活用としてユーザーレビューから自動生成した「感情タグ」を実装するなど、ユーザー満足度の向上を図った。

②クロスメディア事業(紙書籍のオンライン販売)…売上高49億6900万円(同39.2%増)
引き続き「PayPayモール」や「Yahoo!ショッピング」をはじめとした大手ECモールにおける紙書籍のオンライン販売に注力しました。ヤフーグループを挙げた大規模セール「超PayPay祭」に参画したほか、年末の需要拡大に対応するため、さらに在庫の拡充等を図り、ユーザー満足度の向上と売上高の拡大に努めた。

なお、2021年3月期通期の予想は、従来予想から変更なく、以下のとおり。

売上高280億円(前期比31.6%増)
営業利益9億5000万円(同19.8%増)
経常利益9億5000万円(同19.5%増)
最終利益6億5000万円(同19.3%増)
 
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