東京通信、上場後初となる20年12月期決算はハイパーカジュアルゲーム『Save them all』をけん引役に大幅な増収増益を達成

東京通信<7359>は、2月12日、上場後初となる2020年12月期の連結決算を発表、ハイパーカジュアルゲームアプリの売上高が大きく成長し、大幅な増収増益を達成した。

売上高24億4900万円(前々期比49.3%増)
営業利益3億8300万円(同41.6%増)
経常利益3億6900万円(同37.8%増)
最終利益1億9300万円(同33.4%増)
 

主なセグメントごとの状況は、以下のとおり。

①アプリ事業…売上高20億9900万円(前々期比55.4%増)、セグメント利益4億8000万円(同43.3%増)
国内向けカジュアルゲームアプリは、広告出稿方法を見直した結果、運用本数は大きく減少したが、推理ゲームアプリにおける広告収入が貢献し、アプリ1本当たり売上高が増加した。これにより、国内向けカジュアルゲームアプリによる売上高は9億8100万円(同7.7%減)となった。 

ハイパーカジュアルゲームアプリが主力となるグローバルは、運用本数の増加による成長を推進した。また、ハイパーカジュアルゲームアプリ『Save them all』を11月から本格的に運用した結果、12月の後半にかけて短期間で過去の実績にない突出した成果を出すに至った。ハイパーカジュアル ゲームアプリ『Save them all』は、主に米国を中心とする海外ユーザーの新規獲得を目的に取り組みを開始したが、結果として海外ユーザーの新規獲得に加えて、国内ユーザーの利用も拡大し、好調に推移した。その結果、売上高は10億1800万円(同594.4%増)となり、国内向けカジュアルゲームアプリの売上高を上回る結果となった。

その他、ストック収入などによる売上高は1億円(同29.1%減)となった。広告出稿を再開し、管理区分が「ストック収入」から「国内向けカジュアルゲームアプリ」へ移管となったことなどの影響が生じている。

②広告代理事業…売上高3億2800万円(同15.8%増)、セグメント利益は2億4400万円(同23.0%増)
広告代理事業においては、主要広告主およびアフィリエイターとのリレーションを深め、ウェブマーケティングによるアフィリエイト広告に加えて、運用型広告によるアプリマーケティングへの取り組みを強化した。また、新たな顧客獲得に向け、採用活動を強化し、営業社員などの確保に努めた。

なお、2021年12月期通期の予想については以下のとおり。

売上高27億6300万円(前々期比12.8%増)
営業利益3億5200万円(同8.0%減)
経常利益3億5300万円(同4.2%減)
最終利益2億2700万円(同17.5%増)
 
株式会社東京通信グループ
https://tokyo-tsushin.com/

会社情報

会社名
株式会社東京通信グループ
設立
2015年5月
代表者
代表取締役社長CEO 古屋 佑樹
決算期
12月
直近業績
売上高62億1900万円、営業損益1億3300万円の赤字、経常利益3億5700万円、最終損益2億400万円の赤字(2023年12月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
7359
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