ダイドーGHD、21年1月期の営業益は93%増の56億円 自販機耐用年数の延長と広告販促費の減額で 「鬼滅」効果で缶コーヒーは活性化

ダイドーグループホールディングス<2590>は、3月4日、2021年1月通期の連結決算を発表し、売上高1582億2700万円(前の期比6.0%減)、営業利益56億0200万円(同93.6%増)、経常利益57億2700万円(同100.5%増)、最終利益32億0400万円(同80.1%増)と大幅な増益を達成した。


・売上高:1582億2700万円(前の期比6.0%減)
・営業利益:56億0200万円(同93.6%増)
・経常利益:57億2700万円(同100.5%増)
・最終利益:32億0400万円(同80.1%増)


同社では、自販機の耐用年数変更に伴う減価償却費や広告販促費の減少に加えて、海外飲料事業の赤字幅が縮小したため、としている。国内ではコーヒー飲料が回復基調に入ったという。

「鬼滅の刃」と缶コーヒーのコラボが注目を集めたが、アニメ映画の記録的なヒットなど社会現象とも呼ばれるほどの巨大ブームとなり、缶コーヒーの活性化とユーザー層拡大につながる大きな効果を得ることができたとのこと。

なお、2022年1月期の業績予想は以下のとおり。増収減益を見込んでいる。


・売上高:1645億円(前期比4.0%増)
・営業利益:42億円(同25.0%減)
・経常利益:43億円(同24.9%減)
・最終利益:26億円(同18.9%減)