エイチーム、『FF VIIザファーストソルジャー』は年内世界リリース目標で開発 「専用機で配信する予定はないが、スクエニと相談して検討したい」(中内氏)
エイチーム<3662>は、第2四半期の決算説明資料で、2021年1月時点における新作ゲームの開発パイプラインが前回発表と同じ3本であると明かした。当時は新作の内容については非開示としていたが、そのうちの1本は2月26日に発表になったスクウェア・エニックスと共同開発タイトル『FINAL FANTASY VII THE FIRST SOLDIER(ファイナルファンタジーVII ザ ファーストソルジャー)』だった。
本作は、『FINAL FANTASY VII REMAKE』のビジュアルと踏襲したバトルロイヤルアクションゲーム。2021年中に中国を除く7言語対応で、全世界でリリースする目標で開発を行っているという。『FINAL FANTASY VII』とバトルロイヤルゲームのファンをターゲットとしており、課金システムについては競合を参考しながら検討するという。またサーバーはラグが少なくなる設計にしたいとのこと。
スマートデバイス向けに集中して開発しているため、ゲーム専用機でリリースする予定はないそうだ。ただ、中内之公氏は、質疑応答で、発表後の反響や要望などからそうしたニーズがあることも把握しているため、スクウェア・エニックスと相談しながら検討していきたい、とした。
なお、開発パイプラインの残り2本については、オリジナルIPのマイチデバイスタイトルと、他社IPを活用したタイトルになる。他社IPを活用したタイトルは、現在、版権元と交渉を行っており、対応するデバイスは未定。ただ、同社としては、マルチデバイスタイトルにしたいと考えているそうだ。
会社情報
- 会社名
- 株式会社エイチーム
- 設立
- 2000年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 林 高生
- 決算期
- 7月
- 直近業績
- 売上高239億1700万円、営業利益5億6200万円、経常利益6億900万円、最終利益9億5300万円(2024年7月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3662