【連載】コロナ禍で世界のゲームユーザーはどのように変わったか?…「2021年最新ゲーム市場レポート」より(提供:Facebook Gaming)

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本稿はFacebook Gaming の提供による記事なります)


我々、Facebook Gamingは、Facebookの中でゲーム業界に特化した組織です。世界各国・ゲーム会社様のスマホゲームやコンソールゲームのマーケティングを、Facebook広告を活用したプロモーションはもちろん、様々なツールやスキームを活用した全体的なマーケティング支援を行っております。


また、弊社では積極的にゲームマーケターのためのコミュニティを形成し、これまでの世界各国での成功事例の共有や、さまざまなレポート提供しております。

今回の記事ではFacebook Gamingが提供している「アプリインストール広告」の中から自動アプリ広告に関する取り組みについてFacebook、バーティカルリサーチマネージャ、Stephen Grayがご紹介していきます。
 

2021年のビジネスに役立つ“ゲーマーに関する最新レポート”

 
新型コロナウイルス感染症の流行は、ゲーム市場にとっては追い風となりました。外出を控える人が増えた結果、多くの業界では営業継続が困難になり、別の形で顧客にアプローチせざるをえない状況に陥りましたが、ゲーム市場では巣ごもり需要にて需要が急増しました。
 
消費者が新たな娯楽や人づきあいを保つ手段を求めるようになったからです。そうした新規プレイヤーだけでなく復帰してきた休眠プレイヤー(1)も加わり、かつてなく大勢の人がゲームプレイやプレイ配信、そしてその視聴を楽しんでいます。
 
Facebookでは、新規モバイルゲーマーの行動や既存ゲーマーがプレイする動機の変化を把握するために、9か国の消費者を対象とした調査を実施し、2020年3月以降の消費者行動を分析しました。

本記事では、多くの開発者にとってきわめて重要な調査対象国のうち4か国、具体的には米国、英国、ドイツ、韓国のデータについて詳しくご説明します。この調査結果をまとめた新レポート「2021年最新ゲーム市場レポート」を公開しました。無料でダウンロードしてお読みいただけます。

■2020年は新規プレイヤーが百万人単位で増加


外出規制やソーシャルディスタンスの考えが浸透したことにより、消費者が新しい形の娯楽を求めた結果、ゲーマー人口は急増しました。その影響の大きさを理解するには、新型コロナウイルス感染症の世界的流行が始まった後でゲームをプレイするようになった人がどれくらい増えたかを知らなければなりません。
 
弊社が調査したどの市場でも、モバイルゲーマー層は2020年3月から拡大しており、ドイツでは25%、米国では28%、韓国では34%、英国では50%の増加となっています。つまり、これらの市場だけでも5,000万人以上が娯楽と人づきあいをもっぱらモバイルゲームに求めるようになっているわけです。(1) 
 


出典: Facebook「2021年最新ゲーム市場レポート」、2020年

 
これは一過性のブームではありません。パンデミックの最初のピークから数か月後の2020年7月になっても彼らはプレイを続けていました。その半数以上が、2020年の後半になってもモバイルゲームのプレイを継続する意向がみられました。
 

■新規モバイルゲーマー層の属性とは?

 
レポートが示すように、この新しいモバイルゲーマー層には、韓国を除くすべての市場において、既存層よりコアゲーマー寄りの傾向が顕著にみられます。概して既存層よりも年齢が若く、コンソール機の所有率も高く、シューターなどコアゲーマー向きのジャンルを好んでプレイする傾向があります。週平均プレイ時間も比較的長くなっています。
 

出典: Facebook「2021年最新ゲーム市場レポート」、2020年

 

■課金傾向とゲーム内広告への反応


どの市場の新規ゲーマー層も、既存層と比べると、モバイルゲームへの課金額がパンデミック前より増加する傾向が顕著でした。月平均課金額も多くなっています。




課金する理由はコホートよりも地域による差異が顕著で、その一部はジャンルに関するものでした。米国と英国の場合、広告を取り除くために課金する人の割合が特に高くなりました。韓国とドイツの場合、プレイヤーは待たずにゲームを続けたり、難しい場面をスキップしたりするため(パズルゲームでよく見られる)に課金すると答えました。
 
ゲーム内の広告表示にプレイヤーが抵抗を感じていないことは、過去の調査(2)から明らかです。今回の調査では、すべての地域のモバイルゲーマーが、基本プレイ無料の広告収益型ゲームが好ましいと答えました。米国、英国、ドイツの場合、既存プレイヤーの方が広告収益型モデルを強く望んでいます。一方で、新規プレイヤーの方が、アプリ内購入などの代替の収益化モデルに対して寛容な姿勢を示しました。
 

■2021年ゲーム業界の変化を捉える3つ提案

 
このように2020年では人々のライフスタイルが大きく変化しました。これからのゲームマーケティングにおいても変化に対応する必要があります。以下にマーケティングにおけるヒントをご用意しましたので、ゲーム開発やマーケターの手助けになりましたら幸いです。

1. 広告キャンペーンを調整して新規ゲーマー層にリーチする
新規ゲーマー層は世界中に百万人単位で存在します。広告キャンペーンのリーチを広げ、彼らのプレイ意欲に響くメッセージで訴求するようにしましょう。

2. 新規ゲーマー層の長期的価値を把握する
新規ゲーマー層は既存層に比べ、行動や態度にコアゲーマー層と共通する傾向が強くみられます。コアゲーマーに近いプレイスタイルや課金動機を持つこの層がモバイルゲーム市場で長期的にどのような影響を持ちうるかを検討しましょう。

3. 新規ゲーマー層に好感を呼ぶ収益化モデルを採用する
新規ゲーマー層は比較的プレイ時間が長く、アプリ内購入にも積極的です。これを考慮に入れて複合的な収益化モデルを採用しましょう。
 
この新興ゲーマー層に関する弊社調査のデータと結果、および詳しい分析は、無料でダウンロードできる『2021年最新ゲーム市場レポート』でお読みいただけます。2021年のゲーム市場の動きに備えるための参考にご活用ください。

2021年最新ゲーム市場レポート
今後も数回にわたってレポートやベストプラクティスを紹介していきたいと思いますし、詳細について気になる方はFacebook Gamingまでお問い合わせください。

 
注1. Facebook「2021年最新ゲーム市場レポート」、2020年
注2. Facebook「広告はゲームにどのような影響を与えたか? ゲームパブリッシャーとプレイヤーを調査」、2020年11月

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