ACCESS、N-Dreamと協業しクラウドゲーミングPF「AirConsole」を自動車向けに提供…車載アプリでマルチプレイゲームが可能に




ACCESS<4813>のグループ会社のACCESS Europeは、本日(3月29日)、N-Dreamと協業し、N-Dreamのクラウドゲーミングプラットフォーム「AirConsole」を、自動車向けに提供していくことを発表した。これにより、ACCESSの車載インフォテインメント(In-Vehicle Infotainment、IVI)プラットフォーム「ACCESS Twinefor Car(Twine4Car)」および車載アプリストアで、マルチプレイヤーゲームの利用が可能になる。

スイス・チューリッヒに本社を置くN-Dreamは、2015年の創業以来、190を超える国で900万人以上のプレイヤーを獲得し、シャオミ(Xiaomi)およびアタリ(Atari)との協業により、世界的な人気ブランドのゲームを自社クラウドプラットフォーム「AirConsole」を介して利用できるようにしてきた。

現在、「AirConsole」と7,000以上の開発者から成るコミュニティは、レーシング系、ラン&ジャンプ系、ストラテジー系、FPS(First-person shooter:一人称視点シューティング)系、アドベンチャー系など多彩なテーマの優れたライブラリーを制作し、その数を拡大し続けている。同社は、今回のACCESSとの協業により、これらのライブラリーを全世界の自動車に提供していく。

「Twine4Car」車載プラットフォームに統合された「AirConsole」は、 車内のあらゆるスクリーンでゲームを楽しみ、 スマートフォンをゲームコントローラーとして使用するためのエンターテインメントシステムを提供する。 自動車メーカーはクラウドベースのソリューションを介して、 後部座席の子どもから前の座席で電気自動車の充電を待つ大人まで、 すべての同乗者に没入型の楽しいゲーミング体験を提供する、としている。


■ACCESS Europe グローバル製品ディレクター Sven Eckoldt氏
「デジタルライフを車内へ持ち込み、 あらゆるサービスをどこにいても利用するということが、 従来にも増して求められています。 現在、 車は移動手段から移動時間を楽しむ空間へとシフトが起きており、 自動車メーカー(OEM)のユーザーエクスペリエンスとして提供される、 常時接続型のゲームをはじめとする新サービスは、 こうしたシフトを実現する優れた方法となっています。 N-Dreamという完璧なパートナーと出会い、 車載およびリアシートエンターテインメント(RSE)向けに最適な、 革新的なスマートコントローラーという同社コンセプトを活用し、 エキサイティングで楽しいクラウドゲームを車内で提供できることを嬉しく思います」


■ACCESS Europe 最高経営責任者(CEO) Dr. Neale Foster氏
「コネクテッドカーにおけるコンテンツの重要性は高まっており、 自動車メーカーは、 将来的な自動車ブランド評価において、 車内エンターテインメント体験が重要な役割を担うことを認識しています。 ACCESS Europeは『Twine4Car』を通じて、 自動車メーカーが自社ブランドや戦略に沿った、 消費者に支持される、 高度に差別化されたサービスの提供というビジョンを実現できるように支援していきます」


■N-Dream COO 兼 戦略的パートナーシップ開発担当 Anthony Cliquot氏
「2020年には世界で26億9,000万人がビデオゲームを楽しんでいました( https://financesonline.com/number-of-gamers-worldwide/ )。 2023年まで前年比5.6%で増加するものと予測されていますが、 こうしたゲーム人気の高まりは、 自動車が自宅の延長になっていることを意味します。 ACCESSとN-Dreamは、 車内でのライフスタイルの在り方を再定義し、 自動車ユーザーに新しいゲーミング体験を提供することにより、 こうした新たなライフスタイルへのシフトを主導します。 当社独自のクラウドゲーミングソリューションを統合することで、 ACCESSの『Twine4Car』プラットフォームにおいてヘッドユニットやRSEに新たな要素が加わりました」
株式会社ACCESS
http://jp.access-company.com/

会社情報

会社名
株式会社ACCESS
設立
1979年4月
代表者
代表取締役 大石 清恭
決算期
1月
上場区分
東証プライム
証券コード
4813
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