『DQウォーク』が「聖風装備ふくびき」で一度は首位に立つも、『ウマ娘』がTVアニメコラボ開催で差し返す 月末月初で複数タイトルがトップ30に復帰…App Store売上ランキングの1週間を振り返る

3月29日~4月2日のApp Store売上ランキングの動きを振り返ってみたい。今週は、Cygamesの『ウマ娘 プリティーダービー』が引き続き強さを見せる週となった。

3月29日より、「ドラゴンクエストVIIイベント」第3章を開催するとともに「聖風装備ふくびき」を開始したスクウェア・エニックスの『ドラゴンクエストウォーク』に、3月30日のランキングで首位の座を明け渡した『ウマ娘』だが、TVアニメ「ウマ娘 プリティーダービーSeason2」とのゲーム内コラボを3月30日より開始すると、翌3月31日に再び首位に返り咲きた。
 

また、この週は施策が集中する月末月初ということもあって、LINE<3938>とワンダープラネットの『ジャンプチ ヒーローズ』やCygamesの『グランブルーファンタジー』、『Shadowverse(シャドウバース)』、スクウェア・エニックスとアプリボットの『NieR Re[in]carnation(ニーア リィンカーネーション)』など、トップ30圏外から大きく順位を上げたタイトルが目立った。

 
■3月29日
 

3月29日9時現在のApp Storeの売上ランキング(ゲームカテゴリー)は、Cygamesの『ウマ娘 プリティーダービー』が前回に引き続き首位をキープ、Nianticとポケモンの『ポケモンGO』が2位、3位にNetEaseの『荒野行動』という結果になった。

『Pokémon GO』では、3月27日から28日の期間の限定で「伝説レイドバトル」に「レックウザ」が登場していた。

また本日LINE<3938>とワンダープラネットの『ジャンプチ ヒーローズ』が91ランクアップの11位とTOP10に迫っている。同タイトルでは、3月28日より「3周年 無双ガチャ 天下無敵の究極戦士 超ベジット」「超究極級 変幻自在の絶望 魔人ブウ 攻略★6即戦力ガチャ」「宝玉パック」を実施し、売上を大きく上げたようだ。

さらにバンダイナムコエンターテインメント<7832>/ドリコム<3793>の『ONE PIECE トレジャークルーズ』も85ランクアップの18位と大きく上昇した。同タイトルでは、3月27日より「海賊達の楽園“ハチノス”スゴフェス」を開催している。この大幅なランクアップは、ボイス付きの超スゴいヤツを黒ひげ海賊団船長「黒ひげ」、カゲカゲの実の能力者「ゲッコー・モリア」の登場が大きく影響しているようだ。

その他、PUBGの『PUBG MOBILE』、Camel Gamesの『Age of Z Origins』、10ANTZの『ひなこい』がTOP30に復帰している。
 
■3月30日
 

3月30日9時現在のApp Storeの売上ランキング(ゲームカテゴリー)は、スクウェア・エニックスの『ドラゴンクエストウォーク』が首位に立った。

『DQウォーク』は、3月29日より、「ドラゴンクエストVIIイベント」第3章を開始するとともに、新スキル「ベホマラー」を習得できる★5 「聖風のつえ」などを含む聖風装備がピックアップで登場した「聖風装備ふくびき」を開催していることが首位獲得の原動力となったようだ。
 

また、トップ10圏内ではCygamesの『グランブルーファンタジー』が前日の42位から4位、NHN PlayArtとドワンゴの『#コンパス 戦闘摂理解析システム』が同じく96位から8位に飛び込んできた。『グラブル』は、3月29日12時より、レジェンドフェスを開催しているほか、「7th Anniversaryスターレジェンドガチャセット」なども開催していることが大きく順位を押し上げたもよう。
 

一方、『#コンパス』は、コーエーテクモゲームスの『ライザのアトリエ2 ~失われた伝承と秘密の妖精~』とのコラボを3月29日より開催しており、新ヒーロー「ライザリン・シュタウト」がガチャに登場していることが売上につながっているものと思われる。

ほか、バンダイナムコエンターテインメントの『アイドルマスター ミリオンライブ! シアターデイズ』や、コナミデジタルエンタテインメントの『実況パワフルサッカー』などがトップ30に復帰した。
 
■3月31日
 

3月31日9時現在のApp Storeの売上ランキング(ゲームカテゴリー)は、Cygamesの『ウマ娘 プリティーダービー』が首位を回復した。

『ウマ娘 プリティーダービー』は、3月30日より、TVアニメ「ウマ娘 プリティーダービーSeason2」とのゲーム内コラボを開始しており、新たな育成ウマ娘として、TVアニメで話題となった衣装のトウカイテイオー、メジロマックイーンが登場していることが首位奪回につながったようだ。
 

トップ10圏内では、同じくCygamesの『Shadowverse(シャドウバース)』が前日の76位から8位、セガとColorful Paletteの『プロジェクトセカイ カラフルステージ!feat.初音ミク』が同じく73位から10位に入ってきた。『シャドウバース』は、3月30日のメンテナンス終了後より、最新カードパック「暗黒のウェルサ」の提供を開始していることが売上に大きく寄与しているもよう。
 

一方、『プロジェクトセカイ』は、3月30日15時より、「ハーフアニバーサリー記念カラフルフェスティバルガチャ」を開始しており、カラフルフェスティバル限定の新メンバーとして、「★4 [いつか見た夢を]宵崎奏」と「★4 [潜る、私の中へ]朝比奈まふゆ」が登場していることなどが順位上昇の要因になっているものと思われる。

ほか、バンダイナムコエンターテインメントの『アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ』や、任天堂<7974>とDeNA<2432>の『ファイアーエムブレム ヒーローズ』などがトップ30に復帰した。
 
■4月1日
 

4月1日9時現在のApp Storeの売上ランキング(ゲームカテゴリー)は、Cygamesの『ウマ娘 プリティーダービー』が首位をキープした。

トップ10圏内では、6位に前日の45位からスクウェア・エニックスとアプリボットの『NieR Re[in]carnation(ニーア リィンカーネーション)』が飛び込んできた。『ニーア リィンカーネーション』は、3月31日より、『NieR Replicant ver.1.22474487139...』とのコラボを開始しており、「カイネ」「世界を滅ぼした男」「エミール」が期間限定キャラとして登場し、ピックアップ対象となったコラボガチャを開催していることが売上に大きく寄与しているようだ。
 

また、コロプラ<3668>の『白猫プロジェクト』が前日の113位から9位に急浮上してきた。『白猫』は、3月31日16時より、新イベント「帝国戦旗III The Phantom Order」を開催するとともに、これまでストーリーにのみ登場していた人気キャラクター「ヴェロニカ(CV:西田望見)」が初めてプレイアブルキャラクターとしてキャラガチャに登場していることが大きく順位を押し上げたもよう。

ほか、スクウェア・エニックスとアカツキ<3932>の『ロマンシング サガ リ・ユニバース』や、バンダイナムコエンターテインメントの『ドラゴンボール レジェンズ』などがトップ30に復帰した。
 
■4月2日


4月2日9時現在のApp Storeの売上ランキング(ゲームカテゴリー)は、Cygamesの『ウマ娘 プリティーダービー』が3日連続の首位となった。

トップ10圏内では、バンダイナムコエンターテインメントの『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』が前日のトップ30圏外から6位に入ってきた。『ドッカンバトル』は、4月1日17時より、ドッカンフェスを開催しており、新SSRとして「【強く可憐な高校生】ビーデル」が登場していることなどが売上に貢献しているようだ。
 

また、NetEase Gameの『ライフアフター』が18位にランクインしてきた。『ライフアフター』は、4月1日3時より、人気アニメ「進撃の巨人」との初コラボを開始しており、立体機動装置を含む90種類以上のコラボアイテムが実装されていることなどが順位上昇の要因となっているもよう。

ほか、スクウェア・エニックスとAiming<3911>の『ドラゴンクエストタクト』や、ミクシィ<2121>の『共闘ことばRPG コトダマン』などがトップ30に復帰した。
 
 
株式会社スクウェア・エニックス
https://www.jp.square-enix.com/

会社情報

会社名
株式会社スクウェア・エニックス
設立
2008年10月
代表者
代表取締役社長 桐生 隆司
決算期
3月
直近業績
売上高2428億2400万円、営業利益275億4800万円、経常利益389億4300万円、最終利益280億9600万円(2023年3月期)
企業データを見る
株式会社コロプラ
https://colopl.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社コロプラ
設立
2008年10月
代表者
代表取締役会長 チーフクリエイター 馬場 功淳/代表取締役社長 宮本 貴志
決算期
9月
直近業績
売上高309億2600万円、営業利益28億5800万円、経常利益32億7600万円、最終利益18億9300万円(2023年9月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3668
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