ブロッコリー<2706>は、本日(4月21日)にオンラインで開催した決算説明会で、Switch向けに発売した新規IP『ジャックジャンヌ』について、広告宣伝費を投下し、引き続き販売拡大に注力する考えを示した。ここまでの出荷本数の実数については明かさなかったが、初回出荷1万5000本を超えているが、『うたの☆プリンスさまっ♪(以下、うたプリ)』の平均本数には及ばず、満足できる水準には達していないという。
『ジャックジャンヌ』は、限定版を中心にパッケージ版の売上が伸びていると明かした。特に、期間限定での再販を決定した「限定ユニヴェールコレクション」の注文が多いとのこと。販売本数を伸ばすためにはダウンロード販売の拡大がカギと見ており、その拡大に注力していく考えを示した。
なお、メディアミックス展開については、特に音楽が非常に好評ということもあり、音楽CD、そしてドラマCDなどの展開を視野に入れているそうだ。アニメについては、アニメ制作費が高騰している現状を鑑み、「やりたい気持ちはあるが、現状で何かをいえる段階にはない」と述べるにとどめた。
主力IPである『うたプリ』は、もともとゲーム原作として始まり、様々なクロスメディア展開を行うことで伸びてきたタイトルだ。『ジャックジャンヌ』では、『うたプリ』での成功体験と歴史をなぞりながら、既存2タイトルに次ぐ柱として、じっくり育てていきたい、とした。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ブロッコリー
- 設立
- 1994年3月
- 代表者
- 代表取締役社長 鈴木 恵喜
- 決算期
- 2月
- 直近業績
- 売上高65億6300万円、営業利益2億8300万円、経常利益3億1200万円、最終利益1億6800万円(2022年2月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 2706