コーエーテクモHD、21年3月期の家庭用ゲームの売上高は31%増の307億円…『ゼルダ無双 厄災の黙示録』全世界370万本出荷、海外でDL販売大幅増
コーエーテクモホールディングス<3632>は、2021年3月期の決算で、家庭用ゲームソフトの売上高が前の期比31.4%増の307億4800万円と大きく伸びたことを明らかにした。内訳を見ると、パッケージが同29.9%増の175億5800万円、ダウンロード販売が同40.9%増の111億7000万円だった。またダウンロードコンテンツも同3.1%増の20億2000万円と伸びた。
『ゼルダ無双 厄災の黙示録』が全世界で累計出荷本数370万本を突破し、『ライザのアトリエ2 ~失われた伝承と秘密の妖精~』は欧米・Steam版を1月に発売し、全世界累計で36万本の出荷、「ライザのアトリエ」シリーズは2作合計でミリオンセールスを達成した。『ペルソナ5 スクランブル ザ ファントム ストライカーズ』も2月に欧米で発売した。
また、この期の特徴として、やはりダウンロード販売の伸びが目立ったことがあげられる。国内は横ばいとなる0.3%増の2970万DLだったが、海外は同107.5%増の6930万DLと大きく伸びた。パッケージ販売に比べて採算性が高いため、利益にも貢献したようだ。他方、パッケージ販売は国内が同29.0%減の211万本、海外が同5.4%増の800万本だった。
会社情報
- 会社名
- コーエーテクモホールディングス株式会社
- 設立
- 2009年4月
- 代表者
- 代表取締役会長 襟川 恵子/代表取締役社長 襟川 陽一
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高845億8400万円、営業利益284億9400万円、経常利益457億4100万円、最終利益337億9200万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3635