任天堂、21年3月期は営業益81%増と大幅な増益を達成 『あつ森』などが販売を伸ばす デジタル売上高は68%増に 今期は減収減益を見込む

任天堂<7974>は、5月6日、2021年3月期の連結決算を発表し、Nintendo Switch向けソフトの好調な販売などにより、大幅な増収増益を達成した。

売上高1兆7589億円(前々期比34.4%増)
営業利益6406億円(同81.8%増)
経常利益6789億円(同88.4%増)
最終利益4803億円(同85.7%増)
 

Nintendo Switchソフトウェアの販売が好調に推移し、ハードウェアの販売拡大に大きく貢献した。特に前期までに発売したタイトルが引き続き販売を伸ばし、『あつまれ どうぶつの森』が2085万本(累計販売本数3263万本)、『マリオカート8 デラックス』が1062万本(累計販売本数3539万本)、『リングフィット アドベンチャー』が738万本(累計販売本数1011万本)を記録した。また、「スーパーマリオブラザーズ35周年」のキャンペーンタイトルとして当期に発売した『スーパーマリオ 3Dコレクション』と『スーパーマリオ 3Dワールド + フューリーワールド』がそれぞれ901万本、559万本の販売となった。

これらの自社タイトルに加えて、ソフトメーカーのタイトルも同様に販売を伸ばしたことで、ミリオンセラータイトルはソフトメーカーのタイトルも含めて36タイトルとなった。これらの結果、ハードウェアの販売台数は2883万台(前々期比37.1%増)、ソフトウェアの販売本数は2億3088万本(同36.8%増)となった。

ゲーム専用機におけるデジタルビジネスでは、Nintendo Switchのパッケージ併売ダウンロードソフトによる売上が好調に推移したほか、『ポケットモンスター ソード・シールド エキスパンションパス』や『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』の「ファイターパス Vol.2」などの追加コンテンツも販売を伸ばした。さらに、ダウンロード専用ソフトやNintendo Switch Onlineによる売上も順調に推移し、デジタル売上高は3441億円(同68.5%増)となった。

モバイルビジネスでは、多くのユーザーが継続してアプリを楽しんでおり、モバイル・IP関連収入等の売上高は570億円(同11.3%増)となった。

■今期は売上高9%減、営業益22%減の見込み
なお、2022年3月期通期の業績予想については、以下のとおり。主要外貨の為替レートの前提は1USドル=105円、1ユーロ=120円としている。

売上高1兆6000億円(前期比9.0%減)
営業利益5000億円(同22.0%減)
経常利益4800億円(同29.3%減)
最終純利益3400億円(同29.2%減)
 

Nintendo Switchは、ハードウェアでは5月に新色「Nintendo Switch Lite ブルー」を発売する。自社ソフトウェアでは『ミートピア』(5月)や『マリオゴルフ スーパーラッシュ』(6月)、『ゼルダの伝説 スカイウォードソード HD』(7月)などをそれぞれ全世界で発売するほか、「ポケットモンスター」シリーズの最新作となる『ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』を今冬に発売予定だ。

モバイルビジネスでは、ピクミンを起用したスマートデバイス向けアプリの新作をNiantic社と共同開発し、2021年後半に同社からの配信を予定している。
任天堂株式会社
http://www.nintendo.co.jp/

会社情報

会社名
任天堂株式会社
設立
1947年11月
代表者
代表取締役社長 古川 俊太郎 / 代表取締役 フェロー 宮本 茂 
決算期
3月
直近業績
売上高1兆3085億円、営業利益3523億円、経常利益3604億円、最終利益2586億円(2020年3月期)
上場区分
東証1部
証券コード
7974
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