【決算レポート】コロプラ、2Q営業益はQonQ倍増 呪術廻戦コラボの『白猫』中心に『黒猫』&『アリスギア』貢献 MAGES.『五等分の花嫁』4.8万本のセールス



コロプラ<3668>は、5月7日、第2四半期(2021年1~3月)の決算を発表するとともに、決算説明資料を公開した。発表した連結決算は、決算売上高106億9900万円(前四半期比24.0%増)、営業利益27億6000万円(同100.7%増)、経常利益37億8300万円(同117.5%増)、最終利益27億6100万円(同121.0%増)と前四半期比で大幅な増益となった。

『白猫プロジェクト』を中心に主力タイトルが復調したことに加えて、グループの受託売上などが計上されたことが主な要因だった。


・売上高:106億9900万円(前四半期比24.0%増)
・営業利益:27億6000万円(同100.7%増)
・経常利益:37億8300万円(同117.5%増)
・最終利益:27億6100万円(同121.0%増)
 


『白猫プロジェクト』では年末施策と人気作品『呪術廻戦』とのコラボが成功したことに加えて、周年イベントを開催した『クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ』、『アリス・ギア・アイギス』なども売上を伸ばすことに成功した。『ドラゴンクエストⅦ』イベントを実施していた『ドラゴンクエストウォーク』もQonQでは伸びた。
 


また、コンシューマゲームについては、子会社のMAGES.が3タイトルをリリースした。『コープスパーティ』(移植)や『メモリーズオフ ヒストリア』、そして、『五等分の花嫁∬ ~夏の思い出も五等分~』を発売した。とりわけ『五等分の花嫁∬』については販売本数が4万8000本超を記録したとのことだった。
 


続く第3四半期の業績見通しは非開示。例年のことだが、第4四半期に向けた準備期間になるとし、前四半期比では落ち着く可能性を示唆した。第4四半期には、『ドラゴンクエストウォーク』や『白猫プロジェクト』など主力タイトルが「周年イベント」を控えている。

このほか、子会社MAGES.がNintendo Switch版への移植を担当した任天堂のタイトル「ファミコン探偵倶楽部」シリーズが5月14日に全世界同時リリースとなっており、売上計上されるものと見られる。

費用については、広告宣伝費を4億円程度と想定しているそうだ。ただし、新作次第では変動する可能性があるという。外注費についても同様になる。パイプラインは自社IP5本、他社IP4本となっている。
 
 
(編集部 木村英彦)
株式会社コロプラ
https://colopl.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社コロプラ
設立
2008年10月
代表者
代表取締役会長 チーフクリエイター 馬場 功淳/代表取締役社長 宮本 貴志
決算期
9月
直近業績
売上高309億2600万円、営業利益28億5800万円、経常利益32億7600万円、最終利益18億9300万円(2023年9月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3668
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