マイネット<3928>は、アプリストア最適化(ASO)サービス「GAME ASO」の運用ツールに統計アルゴリズムを用いたApp StoreのA/Bテスト機能「クリエイティブパフォーマンス」をmynet.aiと共同で開発したことを発表した。
AIを用いた終了診断を組み込むことで、これまで困難であった、素早く正確なA/Bテストが可能となった。先行して、他社が運営するIPスポーツゲームで、本機能によるApp StoreのA/Bテストを行ったところ、Conversion Rate(CVR)は55%の向上、Apple Search AdsのCost Per Install(CPI)は35%の削減を実現した。
■クリエイティブパフォーマンスとは
以下の3つの指標を表示する、「GAME ASO」の運用ツールの新機能となる。この表示によって、App StoreのA/Bテスト結果を素早く正確に確認できる。
・クリエイティブごとのA/Bテスト結果をグラフ表示
・統計アルゴリズムを用いたパフォーマンス値表示
・AIを用いたA/Bテスト自動終了判定表示
<「GAME ASO」提供背景>
Appleは、IDFAオプトインが必須となるiOS14.5を正式リリースした。これにより、スマホアプリで一般的だったプロモーション手法に大きく制限がかかり、アプリマーケティングは転換期を迎える。この状況下で、ASOはより重要なアプリマーケティング手法となり、中でもユーザーが必ず目にするアプリストアのクリエイティブの改善は最重要と言える。
しかし、アプリストアのクリエイティブを短期間で仮説検証し分析・評価する難易度は高く、改善していないスマホアプリが多い状況。ゲーム配信・運営に実績があるマイネットはこの課題を解決すべくアプリストア最適化サービス「GAME ASO」の提供を2019年12月に開始した。
「GAME ASO」では、Google Playは公式機能であるストア掲載情報のテスト機能でA/Bテストを行い、公式機能がないApp StoreについてもApple Search Adsを活用することで、A/Bテストを実施できるサービスを提供している。
▼「GAME ASO」サービス紹介
https://aso.mynet.co.jp/
Google PlayやApp Storeで配信している累計70タイトル以上のゲーム運営で蓄積したアプリストアデータとノウハウをベースに、Google PlayやApp Storeのクリエイティブやキーワードを最適化し、CVRやインストール数の向上を実現する。
会社情報
- 会社名
- 株式会社マイネット
- 設立
- 2006年7月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 岩城 農
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高87億1700万円、営業利益1億6800万円、経常利益1億2500万円、最終利益1億4300万円(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3928