マーベラス、第1四半期決算は営業利益64％増の14.6億円と大幅増益　『ルーンファクトリー5』や『牧場物語』『天穂のサクナヒメ』が貢献

 マーベラス<7844>は、本日(7月30日)、第1四半期(21年4～6月)の連結決算を発表し、売上高64億7300万円(前年同期比38.6%増)、営業利益14億6400万円(同64.6%増)、経常利益14億7400万円(同65.5%増)、最終利益10億7400万円(同81.1%増)と大幅増収増益を達成した。

・売上高:64億7300万円(前年同期比38.6%増)
・営業利益:14億6400万円(同64.6%増)
・経常利益:14億7400万円(同65.5%増)
・最終利益:10億7400万円(同81.1%増)

オンラインと音楽映像が不調だったものの、家庭用ゲームソフトが業績拡大をけん引した。『ルーンファクトリー5』や『牧場物語 オリーブタウンと希望の大地』が貢献したほか、『天穂のサクナヒメ』のリピート販売も利益を押し上げた。

①オンライン事業

売上高は14億4800万円(同30.0%減)、セグメント利益は2億4100万円(同58.6%減)となった。

『剣と魔法のログレス いにしえの女神』の4月に実施したコラボ施策が好調に推移したが、リリースから8年目を迎える中、前期の売上には及ばず、減収となった。また、4年目となる『シノビマスター 閃乱カグラ NEW LINK』や、13年目となる『ブラウザ三国志』についても、経年に加え、オンライン市場における競争環境の激化により、売上が減少した。

②コンシューマ事業

売上高は42億7700万円(同163.5%増)、セグメント利益は15億5000万円(同250.7%増)となった。

ゲームソフト販売部門では、「ルーンファクトリー」シリーズ最新作となる『ルーンファクトリー5』を、Nintendo Switch向けに国内で2021年5月20日に発売し、好調なセールスを記録した。また、前期に発売した『牧場物語 オリーブタウンと希望の大地』のダウンロード版を中心に北米・欧州の売上が今期にも計上となった。さらに、『天穂のサクナヒメ』をはじめとしたリピート販売も好調に推移した。

アミューズメント部門では、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けつつも、主力であるキッズアミューズメントマシン『ポケモンメザスタ』が堅調に推移した。一方で、海外展開中の『ポケモンガオーレ』については、感染拡大地域における一部営業自粛や営業制限実施といった影響を受けた。

③音楽映像事業

売上高は7億4800万円(同23.5%減)、セグメント利益は1800万円(同93.6%減)となった。

音楽映像制作部門では、TVアニメ『ヒーリングっど♥プリキュア』、『アクダマドライブ』、『ミュークルドリーミー』等のパッケージ商品化を行った。

ステージ制作部門では、「ミュージカル『薄桜鬼 真改』」、『あんさんぶるスターズ!エクストラ・ステージ』、「舞台『刀剣乱舞』」といったシリーズ作品を公演したが、引き続き新型コロナウイルスによる影響を大きく受け、緊急事態宣言の影響等による公演中止や動員の伸び悩みが響き、大幅な減収減益となった。

2022年3月期の見通し

新型コロナウイルスによる影響を現段階において合理的に算定することが困難であることから未定としている。