Aiming、第3四半期はまさかの大幅減益予想 五輪中をチャンスと判断し『DQタクト』大規模プロモーション 椎葉社長は長期目線での投資と強調

 

Aiming<3911>は、第3四半期(7~9月)の業績見通しについて、売上高29億0400万円(前四半期比14.3%増)、営業利益2億0200万円(同48.1%減)、経常利益2億0200万円(同47.7%減)、最終利益1億8100万円(同45.6%減)と増収・大幅減益になる見通しと発表した。

・売上高:29億0400万円(同14.3%増)
・営業利益:2億0200万円(同48.1%減)
・経常利益:2億0200万円(同47.7%減)
・最終利益:1億8100万円(同45.6%減)

これまでの説明会で、『ドラゴンクエストタクト(以下、DQタクト)』の周年イベントの開催で大きな収益をあげ、年間で最も大きな売上・利益を出すと示唆していただけに、ネガティブな印象を拭えないが、どういった事情があるのか。

説明にあたった椎葉忠志社長は、周年イベントによって売上が伸びる見通しだが、その一方で、テレビCMを中心に広告宣伝を大規模に行うため、と述べた。その費用として、販売管理費がQonQで3億4600万円も増えるとのこと。

 

「オリンピック開催期間中ということもあって、テレビを見ている方も多いと思うが、テレビCMはかなりの頻度で流れている。『そんなにかけるのか』とリアクションしたほどのお金をかけて広告宣伝を行っており、復帰や新規ユーザー獲得で手応えを感じている」。

リリース1周年のイベントに加えて、通常よりも多くの人がテレビを見ているタイミングをプロモーション上のチャンスと判断し、目先の利益獲得よりも今後につながるアクティブユーザーを増やすことで、『DQタクト』を収益の柱として長く運営していくことを優先したという。