セガサミーHD、第1四半期(4~6月)決算は売上高22%増、38億円の営業黒字に転換 『PSO2 ニュージェネシス』が好調な滑り出しに
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セガサミーホールディングス<6460>は、8月6日、2022年3月期の第1四半期(4~6月)の連結決算を発表、エンタテインメントコンテンツ事業のコンシューマ分野、AM機器分野などを中心に順調なスタートとなり、増収・黒字転換を達成した。
売上高594億4700万円(前年同期比22.9%増)
営業利益38億4400万円(前年同期38億5100万円の赤字)
経常利益34億8400万円(同40億9900万円の赤字)
最終利益29億4000万円(同33億100万円の赤字)
セグメント別の状況は以下のとおり。
①エンタテインメントコンテンツ事業…売上高474億4000万円(前年同期比5.1%増)、経常利益85億3300万円(同3.1%増)
コンシューマ分野は、フルゲームにおいて、リマスター版や欧米版を中心とする新作タイトルを発売し、販売本数は658万本(前年同期1298万本の販売)となった。F2Pにおいては、6月に配信を開始した『PSO2 ニュージェネシス』が好調な滑り出しを見せており、既存タイトルとともに堅調に推移した。
アミューズメント機器分野は、UFOキャッチャーシリーズやプライズなどの販売が好調に推移した。映像・玩具分野は、劇場版「名探偵コナン 緋色の弾丸』を公開したほか、映像制作に伴う収入および配分収入を計上し、玩具において定番製品を中心に販売した。
②遊技機事業…売上高103億6100万円(同282.8%増)、経常損益14億9400万円の赤字(前年同期85億3200万円の赤字)
パチスロ遊技機は、9000台の販売(前年同期485台の販売)となった。パチンコ遊技機は、1万5000台の販売(前年同期177台の販売)となった。
③リゾート事業…売上高15億5000万円(同233.6%増)、経常損益19億5900万円の赤字(前年同期21億3500万円の赤字)
「フェニックス・シーガイア・リゾート」において、新型コロナウイルス感染症拡大の影響に伴い集客数の落ち込みが見られ、施設利用者数は前年同期比では318.2%と回復したものの、新型コロナウイルス感染症影響前の2019年4月~6月の3ヵ月との比較で74.1%となった。
海外は、PARADISE SEGASAMMY(持分法適用関連会社)が運営する「パラダイスシティ」において、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う各国の渡航制限の影響等により、2021年1月~3月のドロップ額(テーブルにおけるチップ購入額)が前年同期比で24.0%、カジノ来場者数が前年同期比51.5%となるなど、大幅な落ち込みが見られた。
※PARADISE SEGASAMMYは12月決算のため3ヶ月遅れで計上
■通期予想は変更なし
なお、2022年3月期通期の連結業績予想については、従来予想から変更なく、以下のとおり。
売上高3120億円(前期比12.3%増)
営業利益200億円(同205.2%増)
経常利益200億円(同1066.1%増)
最終利益140億円(同998.1%増)
会社情報
- 会社名
- セガサミーホールディングス株式会社
- 設立
- 2004年10月
- 代表者
- 代表取締役会長 里見 治/代表取締役社長 グループCEO 里見 治紀
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高4678億9600万円、営業利益568億3600万円、経常利益597億7800万円、最終利益330億5500万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 6460