ハピネット、第1四半期(4~6月)決算は売上高17%増、営業益162%増 玩具事業が好調…「鬼滅の刃」や「呪術廻戦」関連商品も寄与

  • ハピネット<7552>は、8月10日、2022年3月期の第1四半期(4~6月)の連結決算を発表、玩具事業が好調に推移したことや、前年同期にコロナ禍の影響を大きく受けた映像音楽事業、アミューズメント事業が回復したことで、大幅な増収増益を達成した。

    売上高592億8200万円(前年同期比17.4%増)
    営業利益11億8100万円(同162.3%増)
    経常利益13億3600万円(同176.4%増)
    最終利益8億4100万円(同194.5%増)

    各セグメントごとの状況は、以下ののとおり。

    ①玩具事業…売上高229億3200万円(前年同期比31.1%増)、セグメント利益7億5300万円(同65.0%増)
    前年同期に受けた商業施設の休業・営業時間短縮の影響からの回復に加え、BANDAI SPIRITSの「一番くじ」関連商品や「ポケモンカードゲーム」などのコンビニエンスストア向け商品、「鬼滅の刃」関連商品、「呪術廻戦」関連商品が好調に推移した。この結果、となりました。

    ②映像音楽事業…売上高157億8600万円(同18.1%増)、セグメント利益2億4900万円(同25.5%増)
    パッケージ市場が新譜の発売延期の影響を受けた前年同期からは回復傾向にあることに加え、映画「劇場版「鬼滅の刃」無限列車編」のパッケージなどのヒット商品もあったことにより、売上高、利益面ともに前年同期を上回った。なお、完全子会社ハピネットファントム・スタジオをこの第1四半期連結累計期間より連結子会社として加えている。

    ③ビデオゲーム事業…売上高154億3600万円(同8.4%減)、セグメント利益2億5600万円(同8.2%増)
    巣ごもり需要を取込み市場全体が好調だった前年同期と比較しゲームハード、ソフトともに軟調に推移し、売上高は前年同期を下回った。利益面では、利益率の高い独占流通のソフトが好調に推移したことにより、前年同期を上回った。

    ④アミューズメント事業…売上高51億2700万円(同84.4%増) 、セグメント利益2億3300万円(前年同期1億3700万円の赤字)
    運営するカプセル玩具ショップの出店拡大により初期費用が発生したものの、グループの取引先である商業施設の休業・営業時間短縮の影響を大きく受けた前年同期からの回復に加え、「鬼滅の刃」関連商品、「呪術廻戦」関連商品が好調に推移した。

    ■通期予想は変更なし
    なお、2022年3月期通期の連結業績見通しは、従来予想から変更なく、以下のとおり。

    売上高2660億円(前期比2.6%増)
    営業利益45億円(同5.9%増)
    経常利益45億円(同4.1%増)
    最終利益27億円(同4.2%増)

株式会社ハピネット
https://www.happinet.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社ハピネット
設立
1969年6月
代表者
代表取締役会長兼最高経営責任者 苗手 一彦/代表取締役社長兼最高執行責任者 榎本 誠一
決算期
3月
直近業績
売上高3504億6100万円、営業利益86億7900万円、経常利益89億7400万円、最終利益65億8100万円(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
7552
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