フリュー<6238>は、この日(8月12日)、2022年3月期の第1四半期の連結決算を発表し、売上高79億9900万円(前年同期比82.2%増)、営業利益11億9000万円(同720.7%増)、経常利益11億7900万円(同742.1%増)、最終利益8億1200万円(同763.8%増)と業績が急拡大を見せた(ただし前年同期は単独決算となるため、比較は参考値となる)。
・売上高:79億9900万円(同82.2%増)
・営業利益:11億9000万円(同720.7%増)
・経常利益:11億7900万円(同742.1%増)
・最終利益:8億1200万円(同763.8%増)
主力事業に成長したキャラクタMDは、『鬼滅の刃』や『呪術廻戦』中心にクレーンゲーム景品が大きく伸びたほか、海外物販や高価格帯ホビーも成長を維持したという。
ゲームについては、オリジナル新作の『Caligula2』を発売したほか、アニメ『ゆるキャン△ SEASON2』のパッケージ販売が1万5000本となるなど販売が好調だった。
なお、緊急事態宣言で厳しい状況が続いているプリントシールは引き続き赤字となったが、赤字幅が6億0800万円から2億1100万円に縮小。「最悪期を脱した」とのこと。
セグメント別の売上と営業利益は以下のとおり。キャラクタMDが売上・利益ともに急拡大したことが確認できる。ゲームも好調だった。
■プリントシール
・売上高:15億円(同185.7%増)
・営業損失:2億1100万円(前年同期は6億0800万円の損失)
■コンテンツ・メディア
・売上高:20億2400万円(同1.4%増)
・営業利益:8億7200万円(同0.2%増)
■キャラクタMD
・売上高:35億7400万円(同149.1%増)
・営業利益:8億2900万円(同262%増)
■ゲーム
・売上高:8億9900万円(同108.1%増)
・営業利益:1億0200万円(同500%増)
■2022年3月通期の業績予想を上方修正
同時に、2022年3月通期の業績予想を上方修正し、売上高360億円(前回予想320億円)、営業利益39億円(同32億円)、経常利益39億円(同32億円)、最終利益27億円(同22億円)にそれぞれ引き上げた。
・売上高:360億円(前回予想320億円)
・営業利益:39億円(同32億円)
・経常利益:39億円(同32億円)
・最終利益:27億円(同22億円)
従来予想からの修正率は、売上高12.5%増、営業利益21.9%増、経常利益21.9%増、最終利益22.7%増となった。
・売上高:12.5%増
・営業利益:21.9%増
・経常利益:21.9%増
・最終利益:22.7%増
会社情報
- 会社名
- フリュー株式会社
- 設立
- 2007年4月
- 代表者
- 代表取締役社長 三嶋 隆
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高427億6800万円、営業利益37億7100万円、経常利益37億3500万円、最終利益24億9100万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 6238