【レビュー】全世界9000万DL突破のマルチスタイル生存戦略RPG『ステート・オブ・サバイバル』日本語版をプレイ…追加シナリオ&新ヒーロー追加など日本向けに特化した施策が光る

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KingsGroup International AGより、スマートフォン向けアプリ『ステート・オブ・サバイバル』(以下、ステサバ)が、いよいよ本日(8月26日)にリリースされた。本作は、世界で9000万ダウンロードを突破している「マルチスタイル生存戦略RPG」の日本版。

謎の疫病に感染した「アンデッド」たちが溢れる終末世界で、日々をどのように生きていくかに焦点が当てられた作品だ。日本版では新シナリオや新ヒーローが追加されるなど、ローカライズにもかなりの力が入れられている。本稿では、そんな『ステサバ』について、プレイレビューをお届けする。




アンデッドとの戦闘や基地建設、ワールドマップ上のクエストなど、コンテンツが盛りだくさん

本作の舞台は、謎の疫病に感染し変異したアンデッドたちが歩き回る、終末世界。プレイヤーは終末世界の数少ない生き残りの一人として、アンデッドに攻め入れられないよう基地を建設・拡大しながら、食糧生産や技術開発、軍事研究などに励んでいくことになる。

ゲーム序盤は元米海兵隊のサージ、地質学者のベッカ、幼い少女のマディと、登場キャラは少ないが、ストーリーを進め基地を発展させていくにつれ、一人、また一人と、頼もしい仲間が増えていく。周りがアンデッドだらけという絶望的な状況ということもあり、仲間同士の会話のひとつひとつに強い繋がりを感じさせられ、物語にグイグイと引き込まれていく。ストーリーの合間に差し込まれるムービーも美麗で、キャラクターたちが大量のアンデッドを相手に勇敢に立ち回るシーンなど、思わず見入ってしまう場面も多い。

参考動画
【ステート・オブ・サバイバル】終末の世界で恐怖が迫る!!


キャラクターボイスには上坂すみれさんや花澤香菜さん、杉田智和さん、高橋李依さんといった、人気声優陣が起用されている。ストーリーパートはほぼフルボイスとなっており、ドラマチックなシーンも多いため、ミュートのままプレイしてしまうのは非常にもったいない。キャラクター同士の会話シーンは、ぜひとも耳を傾けてみてほしいポイントだ。 


日本版のオリジナルシナリオとして、七海と華夜の二人の女性キャラクターが登場。居合の使い手である七海は、日本刀を用いてアンデッドを切りつけるといった、近接攻撃が得意なキャラクター。華夜は弓矢の扱いを得意とし、仲間を遠距離からしっかりとサポートしてくれる。それぞれのキャラクターとの会話シーンはもちろん、専用のムービーも用意されており、見ごたえ抜群だ。



参考動画
【ステート・オブ・サバイバル】手負の七海に危険が迫る!!


戦闘は、タワーディフェンスのような形式で、戦闘に参加している3人のキャラクターがアンデッドたちに攻め込まれてしまう前に、全ての敵を殲滅することが目的となる。時間系経過によって、キャラクターたちのスキルチャージが増加。貯まったポイントを使用することで砲塔や、アンデッドの進行を阻害するブロックを設置するといったスキルが発動できる仕組みだ。



  • アンデッドの進行経路は2つ用意されているため、ひとつの経路をドラム缶などのブロックで塞いでしまい、もう片方の経路に大量の砲塔を設置するなど、フィールドの形状を意識した戦略が求められる。アンデッドの種類は移動スピードが早いもの、遠距離攻撃ができるものなど様々。登場するアンデッドによって戦略を柔軟に変化させる必要があり、楽しく頭を悩ませてくれる。


    「サージ」は重火器による攻撃に加え、フィールド上のあらゆる場所に砲塔を設置することができる。アンデッドとのレベル差が大きければ、フィールド上に砲塔を敷き詰めて群がる敵を一網打尽にするといった、火薬量多めなゴリ押しプレイも可能だ。


    ストーリーの序盤に仲間として加入してくれる「ゴースト」。サブマシンガンによる攻撃のほか、フィールドにアンデットの進行を阻害するブロックを設置するスキルを持つ。低確率ではあるが、攻撃の合間にアンデッドに爆発物を投げ込み、大ダメージを与えることも。


    荒々しい見た目に反して、仲間を気遣う優しい心の持ち主の「ラスティ」。相手を数秒間の間気絶させるショットガン攻撃行いながら、近づくアンデッドには荒々しいキックをお見舞いする。HPが減少するたびに仲間全体が受けるダメージ量を減少させるといった、男気溢れるサポートスキルを持つ。

    アンデット達との戦闘を繰り返すことでキャラクターのレベルを上げることができるほか、特殊なアイテムを使用してステータスのアップデートを行えるなど、育成要素も用意されている。スキルのダメージや、アンデッドの進行を妨害するブロックの耐久力を上げるといったことも可能だ。

    プレイヤーの分身である指揮官をパワーアップさせる事も可能で、攻撃力・防御力といったステータスの底上げができるようになっている。



    基地の建設パートでは、農場や木材所、製鉄所といった食料と資材が獲得できる施設を建設していく。建設した施設からは、時間経過によって素材が回収できるように。獲得した素材を用いて、施設をさらにアップグレードさせることも可能だ。



    兵舎を建設することで、歩兵や狙撃兵、機動兵の訓練を行えるように。自軍の強化を繰り返すことで、さらに強力なアンデッドに対抗できるようになり、基地の拡大が可能になっていくという仕組みだ。



    研究所は収集できる素材の数を増やしたり、戦闘のパフォーマンスを増加させたりと便利な要素が多いため、なるべく早いうちにアンロックを進めておきたい項目だ。




    それぞれの施設は設置後も自由に移動ができるほか、花壇や照明灯、信号など多くのオブジェクトが装飾アイテムとして用意されている。基地を自分の思うがままにカスタマイズできるのが楽しい。

    クエストのクリア回数や兵士の訓練、建物のアップグレード回数など細かく報酬がゲットできるデイリーボーナスが用意されているため、毎日プレイするモチベーションにもなっている。



    ワールドマップ上には、生存者の救助や、アンデッドの殲滅などの多数のクエストが用意されている。他の基地と同盟を組んで助け合いが行える一方で、戦争を仕掛けて素材を奪ってしまうこともできる。生き残るために非道な行いに手を染めてしまうか否か、本作のサバイバル要素が最も色濃く出ている部分だろう。





    『ステサバ』は現在、事前登録数に応じて豪華特典がプレゼントされる「事前登録キャンペーン」が行われている。85日に事前登録者数が20万人、813日の時点で30万人を突破しており、登録者数はまだまだ伸びていきそうな勢いがある。また、826日からは、俳優・藤原竜也をイメージキャラクターとして起用したTVCMが配信されている。

    ゾンビが登場する作品について興味のある方はもちろん、ダークな世界観が気になる人には、ぜひお勧めできる作品になっている。アンデッドとの戦闘や基地の建設、ワールドマップ上のクエストなど、遊びの幅が広く用意されており、自分にあったプレイスタイルで末永く遊べる本作のリリースを、ぜひダウンロードしてプレイしてみよう!

(文・ライター:島中一郎)



■『ステート・オブ・サバイバル』