Unity、AI活用による音響インテリジェンス・プラットフォームを展開するOTO社を買収 迷惑行為を検出できる音響イントネーションエンジンが利用可能に

Unityは、AI活用による音響インテリジェンス・プラットフォームを展開するOTO社を8月12日付で買収したことを発表した。具体的な買収額などは非開示。

同社のプラットフォームは、ボイスチャットやテキストチャットなどを持つゲームにおいて、より安全なプレイ環境の構築・促進に活用できる。今回の買収により、OTOをUnityが持つ業界最先端のボイスプラットフォーム・Vivoxに統合し、ゲーム内で発生する世界的な課題のひとつであるプレイ体験の低下につながる有害行為(toxic behavior)の増加や、それに伴うゲームクリエイターの収益低下を解決するための礎となることを目指す。

今回のOTO社の買収により、Unityに音響分析に関する専門知識がもたらされる。OTO社は、SRIインターナショナルの科学者たちが行動科学と人工知能の深い専門知識を組み合わせて音声認識の最先端を探ることを目的に設立された。OTOを通じて、UnityとVivoxは開発者に音声分析機能を提供し、誰もが安全と歓迎されていることを感じられるより前向きで魅力的なコミュニティが育成されることを目指していく。

ゲーム開発者は音声認識の100倍の速さで動作し、言語に依存せず、より広範囲で正確な迷惑行為を検出できる音響イントネーションエンジンを利用できるようになる。これにより、開発者は有害行為の可能性がある状況に対して適切な対処方法を迅速かつ効率的に判断を下すことができる。

Unity(ユニティ)

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