【決算レポート】ネクソン、第2四半期は最終利益54%減の89億円 中国の減収響く、プロダクトミックスも変化 ビットコイン評価損45億円

 

ネクソン<3659>の第2四半期(21年4月~6月)の連結決算は、売上収益560億0900万円(前年同期比13.1%減)、営業利益154億0900万円(同42.3%減)、最終利益89億5700万円(同54.6%減)となった。大幅な減益となったが、減収に加えて、採算性の高いPCオンラインの比率が低下する一方、モバイルの比率が上がるなどプロダクトミックスの変化も影響したようだ。

 

・売上収益:560億0900万円(同13.1%減)
・営業利益:154億0900万円(同42.3%減)
・最終利益:89億5700万円(同54.6%減)

 

売上収益と営業利益は予想レンジ内で着地し、最終利益は下回った。最終利益については、受取配当金とファンド投資に係る評価益を計上した一方、ビットコインで45億円の評価損を計上したため。

 

 

■韓国

PCの売上が減少する一方、モバイルが伸び、売上収益はほぼ横ばいの326億9000万円だった。

・PC売上収益:208億1300万円(同6.9%減)
・モバイル売上収益:118億7700万円(同13.8%増)

PCについては、『メイプルストーリー』で2月後半に発生した確率型アイテムに関するユーザーからの指摘に対し、補償の提供や有料確率型アイテムの確率公開、ユーザーとの対話などを行った。その結果、2月から減少していたアクティブユーザー数は、4月後半以降、安定化し始め、6月17日に実施した夏季アップデートにより、6月後半には一定の回復が見られた。また、『FIFA ONLINE 4』や『サドンアタック』が成長した一方、『アラド戦記』が減収となった。

モバイルについては、『風の王国:Yeon』と『FIFA ONLINE 4 M』が好調で、モバイル事業をけん引した。その一方で、『V4』と『KartRider Rush+』の売上収益が減少した。

  

■中国

売上収益は30%減の134億8400万円だった。

・PC売上収益:133億6000万円(同29.6%減)
・モバイル売上収益:1億2400万円(同51.3%減)

『アラド戦記』の売上が低下した。前四半期から続くユーザー指標の下落に対して、4 月の労働節アップデートやその他のイベントを通してユーザー指標の維持を図ったが、6月17日の 13周年アップデートまでアクティブユーザー数及び課金ユーザー数が減少し続けた。

13周年アップデートではユーザーの復帰を促すプロモーションの好評により、アクティブユーザー数と課金ユーザー数が反発したが、第2四半期全体では、前四半期比と前年同期比ともにアクティブユーザー数及び課金ユーザー数が減少した。

 

 

■日本

PC、モバイルともに減収となり、売上収益は22%減の21億6500万円だった。

・PC売上収益:6億5800万円(同30.1%減)
・モバイル売上収益:15億0700万円(同18.0%減)

『V4』『FIFA MOBILE』『ブルーアーカイブ』が増収に寄与した一方で、『TRAHA』や『メイプルストーリーM』の減収により、売上収益は前年同期比で22.0%減少した。

 

■北米及び欧州

PCが伸びる一方、モバイルが減少し、売上収益は13%減の44億1400万円だった。

・PC売上収益:14億7000万円(同25.5%増)
・モバイル売上収益:29億4400万円(同24.1%減)

『メイプルストーリー』と『メイプルストーリーM』が成長したが、『Choices』が減収となったことが響いた。

 

■その他の市域

PCが伸びる一方、モバイルが大きく減り、売上収益は29%減の32億5600万円だった。

・PC売上収益:16億7900万円(同13.1%増)
・モバイル売上収益:15億7700万円(同49.6%減)

『メイプルストーリー』と『メイプルストーリーM』が成長したが、『KartRider Rush+』と『V4』の減収が響いた。

  

 

■第3四半期の業績見通し

続く第3四半期(21年7月~9月)の業績は、売上収益653億7300万円~715億1200万円(前年同期比17.6%減~9.9%減)、営業利益200億7700万円~253億0300万円(同27.2%減~8%減)、最終利益149億5500万円~188億7600万円(同8.4%減~16.0%増)を見込む。過去最高を記録した前年同期との比較になるという。

 

・売上収益653億7300万円~715億1200万円(同17.6%減~9.9%減)
・営業利益:200億7700万円~253億0300万円(同27.2%減~8.3%減)
・最終利益:149億5500万円~188億7600万円(同8.4%減~15.5%増)

 

 

■韓国

『風の王国:Yeon』及び『メイプルストーリー』の減収により、売上収益345億4400万円~368億4600万円(同31.6%減~27.0%減)と減収を見込む。

 

■中国

『アラド戦記』の課金ユーザー数が増加しており、足元7月の売上収益が増加した。この四半期では、売上収益193億8400万円~221億5000万円(同22.9%増~40.4%増)を見込む。

 

 

■日本

『ブルーアーカイブ』と『FIFA MOBILE2』が増収要因となるものの、 『TRAHA』と『メイプルストーリーM』の減収分がそれを上回り、売上収益22億4700万円~25億8100万円(同14.3%減~1.6%減)と減収を見込む。

 

■北米及び欧州

『Choices4』と『V4』『メイプルストーリー』が減収となり、売上収益40億0900万円~44億2400万円(同27.3%減~19.8%減)を見込む。

 

■その他の地域

『メイプルストーリー』と『メイプルストーリーM』、『この素晴らしい世界に祝福を!ファンタスティックデイズ』が寄与し、売上収益51億8900万円~55億1100万円(同4.3%増~10.7%増)と増収を見込む。

 

 

株式会社ネクソン
http://www.nexon.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社ネクソン
設立
2002年12月
代表者
代表取締役社長 オーウェン・マホニー/代表取締役CFO 植村 士朗
決算期
12月
直近業績
売上収益2930億円、営業利益1114億円、最終利益562億円(2020年12月期)
上場区分
東証一部
証券コード
3659
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