IndieSquare、「HAZAMA」独自のNFTプラットフォームを本格提供開始 低コストでの運用を実現



IndieSquareは、 8月27日、次世代ブロックチェーン技術として特許取得済みの「HAZAMA(ハザマ)」独自のNFTプラットフォームを本格提供開始すると発表した。

「HAZAMA」の提供するNFTプラットフォームは、 予め作られたブロックチェーンを利用することなく独自のブロックチェーン基盤を提供するため、 販売方法、 決済手段、 手数料形態などあらゆるカスタマイズが可能だという。

従来NFTの取引に伴い発生する手数料(ガス代)も無く、 低コストでの運用を実現するとのこと。 また、暗号資産を動かすためにかかる膨大な電力も必要なく、 環境への負担が少ないことも特徴としている。

■HAZAMA(ハザマ)の提供するNFTプラットフォームの特長

1.特別な知識は不要
HAZAMAの提供するNFTプラットフォームは、 ウェブ技術をベースに設計されており、 一般的なウェブ開発の知識でブロックチェーンのセットアップからデータの書き込み、 読み込み、 スマートコントラクトの実行等が可能で、 特別な知識は一切必要ない。

2.特許技術で安全に管理・転送を実現
特許技術により、 独自の通貨でNFTを発行することが出来る。 そのNFTではイーサリアム等の他の複数のブロックチェーンと相互接続し、 安全に管理・転送することが可能。またNFTの売買や二次流通時の発行者への収益還元等はHAZAMAに搭載されたスマートコントラクトを通じて行われるため、 安心安全な取引を実現している。

3.低コスト
イーサリアム・ブロックチェーンの取引が拡大するにつれ、 トランザクションの混雑を緩和するための手数料(ガス代)が高騰している。NFTを発行を手掛ける企業、 購入者にとってそのコストの増加は課題。 しかしながらHAZAMA独自の通貨を発行し、 その上でNFTを発行する仕組みにおいてはNFT発行にかかる手数料は発生しない。

4.環境への配慮
近年ブロックチェーンにおける課題とされている暗号資産を動かすための膨大な電力。 ビットコインの一取引は2021年、 128テラワット時に達する可能性がある。これは世界の電力生産量の0.6%を占め、 ノルウェー一国の全電力消費量を超える量と言われている。HAZAMAは独自のブロックチェーン基盤でのサービス提供により大量の電気を要さず運用が可能で、 それにより環境へ負担をかけない。

■本技術の実用事例
 FORO提供(UUUM傘下)が提供するデジタルトレーディングカードのNFTマーケットプレイス「HABET(ハビット)」でHAZAMAの技術が採用されている。

HABETは、 クリエイター、 インフルエンサー、 アイドル、 アスリート、 アーティスト、 ゲーム、 アニメなど幅広いジャンルの人物やキャラクターのデジタルトレーディングカードを「発行」「売買」「閲覧」することができるプラットフォーム。

クレジットカード決済(法定通貨)が可能なので暗号資産になじみが薄いユーザーの方々にとっても、 手軽で安心な決済方法で購入が可能、 さらに「Yahoo!ネット募金」と連携し、 HABETのプラットフォーム手数料の一部が寄付される。HABETを利用することで環境、 社会への貢献にもつながる新しいサービス。


■HAZAMAで解決できる課題と今後の展開
拡張性の高さで独自のNFTプラットフォームを実現
現状のNFTアイテムの取引には既存のプラットフォーム上での手続きが必要で、 コンテンツホルダーの意図とは異なる仕組みで販売をせざるを得ない場合に参加できない点が課題としてあった。

HAZAMAが提供するNFTプラットフォームは、 販売方法、 決済方法、 使用する通貨、 手数料形態など独自のカスタマイズが可能。 よって、 アーティスト、 アスリート、 ブランド、 企業などが持つ様々なコンテンツを、 それぞれが求める手段で独自のNFTプラットフォームを持つことが実現する。

今後は、 この技術を用いてあらゆるコンテンツホルダーとともに価値あるNFTコンテンツの流通を活性化させるとともに、 NFT領域における二次流通市場の拡大に貢献する。また、 HAZAMAのNFTプラットフォームはデジタルコンテンツ以外にも様々な手段で活用が可能。

非接触化・個人情報保護・チケットの集計・偽装等を防止しコスト削減を実現
2020年に行われた千葉県船橋市商工会議所後援のイベント「ふなばシル!!︎」では、 電子チケット及び地域通貨を管理するシステムに本技術が採用された。 イベントで販売されたチケット一枚一枚をNFTで管理し、 チケット毎にどのような経路で流通したか、 その時点で誰が保有していたかを個人情報を持たずに追跡を可能にした。

コロナ禍においてチケットを非接触化することで、 衛生面での安全性向上や個人情報への配慮、 チケットの集計、 偽造・複製対策コストの大幅なコスト削減を実現している。

HAZAMAを活用したサービスによってデジタル資産や独自通貨やポイント、 電子チケット、 ゲームデータ等あらゆるデジタルデータとの互換性を持たせることを念頭に技術開発を進めている。今後もブロックチェーンの本質である価値保存、 価値交換技術としてのバリュー向上に貢献していく。