gumi<3903>は、2022年4月期の第1四半期(21年5~7月)の連結決算を9月10日に発表する予定だ。同社は、短期的な変化が激しい事業環境で合理的な見通しを立てづらいことを理由として、通期または中間期の業績予想については開示していない。
直近の第4四半期(21年2~4月)の決算を振り返ると、売上高37億8300万円(前四半期比24.5%減)、営業損失3億4000万円(前四半期は5億3400万円の利益)、経常利益32億3300万円(同192.5%増)、最終利益2億3700万円(同60.0%減)だった。
・売上高:37億8300万円(同24.5%減)
・営業損失:3億4000万円(同5億3400万円の利益)
・経常利益:32億3300万円(同192.5%増)
・最終利益:2億3700万円(同60.0%減)
モバイルゲームの季節要因などで久々の営業赤字となったものの、暗号資産の評価益や売却益で経常利益が大きく伸びた。その一方、一部開発中のタイトルの減損損失18億円を計上したことで、最終利益は減益になったという。
この四半期では、『FFBE幻影戦争』でFFシリーズタイトルとのコラボを実施したことに加えて、1.5周年記念、『誰ガ為のアルケミスト』などオリジナルタイトルでのIPコラボイベントなどが目立った施策といえるだろうか。
なお、新作ゲームとしては、『乃木坂的フラクタル』をリリースしたほか、『ラグナドール』や『ブレイブ フロンティア レゾナ』のリリースを控えているが、いずれも次の四半期からの業績寄与となる。
会社情報
- 会社名
- 株式会社gumi
- 設立
- 2007年6月
- 代表者
- 川本 寛之
- 決算期
- 4月
- 直近業績
- 売上高160億0900万円、営業利益4億4700万円、経常損益1900万円の赤字、最終利益4億4500万円(2023年4月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3903