ユークス、第2四半期(2~7月)は売上高71%増、3.2億円の営業黒字に 米プロレス団体「AEW」のプロレスゲームの開発進捗売上高が貢献 通期予想を上方修正
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ユークス<4334>は、9月13日、2022年1月期の第2四半期累計(2~7月)の連結決算を発表、大幅な増収、黒字転換を達成した。
ゲームソフト分野において、プロレスゲームの開発が順調に進んだことに伴う進捗売上高を計上したことが増収につながった。ただし、他案件で検収時期が下半期に延びる影響があったため、予想はわずかに下回って着地した。
利益面では、昨年より取り組んでおります構造改革による原価・経費の削減効果に加え、プロレスゲームの開発進捗による利益が貢献した。なお、営業外収益で米ドル建預金の円転による為替差益2億1600万円を計上している。
売上高17億2600万円(前年同期比71.4%増)
営業利益3億2800万円(前年同期2億2600万円の赤字)
経常利益5億4900万円(同3億6900万円の赤字)
最終利益4億5600万円(同3億6800万円の赤字)・受託ソフト
新進気鋭の米国プロレス団体である「All Elite Wrestling」(略称「AEW」)から開発受託した同団体をモデルとしたプロレスゲームの開発が引き続き順調に進行した。また、アクションゲーム『ま~るい地球が四角くなった!? デジボク地球防衛軍 EARTH DEFENSE FORCE: WORLD BROTHERS』のSTEAM版が昨年のPS4・ニンテンドースイッチ版に続き5月27日に発売となったほか、プログラム開発に参加した『テイルズオブ』シリーズの最新作『Tales of ARISE』(PS5・Xbox Series X|S版)が9月9日に発売された。そのほか複数タイトルの受託ソフトの開発が順調に進行している。・パチンコ・パチスロ分野
同社公式ブログから生まれ、漫画配信サイトで大人気を博した女子校生プロレス漫画「ロリクラ☆ほーるど!」の画像開発が完了し、遊技機メーカー・ネット株式会社よりパチスロ化され、9月6日にパチンコホールに導入された。そのほか、複数タイトルの画像開発プロジェクトを受託しており、開発が順調に進行している。・自社コンテンツ
「AR performers」は、10月に東京・愛知・大阪の映画館で 、FILM LIVE“REMIND Tour 2021”「アニメARP Backstage Pass後夜祭"Celebrate Good Time" -EXTEND-」が開催される予定。また、自社オリジナル技術であるAR Live System「ALiS ZERO」は、バーティカルシアターアプリ「smash.」にてスペシャルラジオ番組として配信されている「monaラジ」などの制作で利用されている。・パブリッシング事業分野
新ソフトの自社展開に向けて開発が進んでいる。■通期予想は売上高、利益ともに上方修正
なお、2022年1月期通期の予想については、ゲームソフト分野で上半期に引き続き、下半期もプロレスゲーム案件の順調な開発進捗が見込まれることに加え、そのほかの分野の新規案件の獲得が順調に進んでいることなどにより、従来予想の上方修正を実施している。売上高28億7200万円→33億4100万円(前期比26.1%増)
営業利益1億4300万円→3億5100万円(前期1億7400万円の赤字)
経常利益3億1400万円→5億8000万円(同3億2900万円の赤字)
最終利益2億6200万円→4億7700万円(同4億1500万円の赤字)
会社情報
- 会社名
- 株式会社ユークス
- 設立
- 1993年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 谷口 行規
- 決算期
- 1月
- 直近業績
- 売上高40億8700万円、営業利益1億7900万円、経常利益2億8200万円、最終損益13億4900万円の赤字(2024年1月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 4334