【ゲーム株概況(10/4)】SI開発専門組織を共同設立のテンダが5日ぶりに反発 外資系が投資判断を格下げのカプコンが売られる

  • 10月4日の東京株式市場では、日経平均は6日続落し、前日比326.18円安の2万8444.89円で取引を終えた。朝方は前週末の米国市場の上昇を受けて買いが先行したものの、香港市場で中国不動産大手の中国恒大の売買が停止されたことで、その債務問題への懸念があらためて意識された。

    そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、全体にさえない動きが目立つ中で、テンダ<4198>が5日ぶりに反発した。テンダは、前週末1日に博報堂プロダクツや東北エリア8社のSI企業と共同で「博報堂プロダクツテクノロジーズ東北」を設立したと発表したことが市場の関心を集めているようだ。

    また、サンリオ<8136>や東宝<9602>、マーベラス<7844>なども買われた。なお、マーベラスは、本日の大引け後にシリーズ最新作『牧場物語 オリーブタウンと希望の大地』が世界累計出荷本数100万本を突破したことも発表しており、コンシューマゲームが今期も業績に大きく貢献してくることへの期待も高まりそうだ。

    半面、グリー<3632>は、大規模な自社株買いを材料に前週末にストップ高した反動もあってこの日は反落した。

    コナミHD<9766>やコーエーテクモHD<3635>、カプコン<9697>など大手ゲーム株の一角も安い。カプコンは、マッコーリーキャピタル証券が投資判断を「アウトパフォーム」から「ニュートラル」に格下げし、目標株価も4200円から3100円に引き下げたことも売り材料となっているもよう。

    ほか、壽屋(コトブキヤ)<7809>は大幅反落するなど荒い値動きが続いた。

株式会社カプコン
http://www.capcom.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社カプコン
設立
1983年6月
代表者
代表取締役会長 最高経営責任者(CEO) 辻本 憲三/代表取締役社長 最高執行責任者(COO) 辻本 春弘/代表取締役 副社長執行役員 兼 最高人事責任者(CHO) 宮崎 智史
決算期
3月
直近業績
売上高1259億3000万円、営業利益508億1200万円、経常利益513億6900万円、最終利益367億3700万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
9697
企業データを見る
株式会社テンダ
https://www.tenda.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社テンダ
設立
1995年6月
代表者
代表取締役会長 小林 謙
決算期
5月
直近業績
売上高42億3500万円、営業利益4億5500万円、経常利益4億3600万円、最終利益2億6600万円(2023年5月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
4198
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